年金貰える直前の57歳で遅咲きデビュー
55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第79弾!
1998年発売
「In The World:From Natchez to New York」 オル・ダラ
本日紹介するアルバムも知っている人は少ないかもしれない。
私が初めてオル・ダラの名前を知ったのは、1993年のカサンドラ・ウイルソンの名盤(ブルーライト・ティル・ドーン)のクレジット。
以前カサンドラの(NewMoon Daughter)は紹介しました、ブルーライトも甲乙つけがたい傑作です。
渋いコルネットを吹いていたのがオル・ダラと言う人物でした。
気になり調べてみると、スタジオミュージィシャンとしては昔から活躍していて、ヘンリー・スレギッル何かとも絡んでいる、ある界隈では有名な存在でした(マイルスの自伝にも名前が出てるそうです)。
でもソロアルバムは一枚も出てなかったので残念だな~と思ってたら、突如として今作が出たんです。
直ぐにGETして聞いたら、いい意味で想像を裏切るゆる~い内容のアルバムでした。
一応ブルースやニューオリンズなどのジャンルに入るんでしょが、ジャズのティストもある。
そして一番の特徴はアフロ・キューバンの香りがする点。
どの曲もシンプルで、音数をギリギリまで削ってます。
この緩さが聞いていて物凄く気持ちいいんです!
初めはあまりグッと刺さらなかったんですが、聞くたんびに味わい深くなっていた名盤だと思います。
今回紹介するにあたり調べてみたら、息子はヒップホップ界で有名なNASだそうです!
音楽の才能遺伝は上手く行ったみたいです。
この後2001年に(ネイバーフーズ)というセカンドも出ます。
カンサドラ・ウィルソンやドクター・ジョンも参加して、今作より華やかで洗練された内容で、そちらも捨てがたいけど、やはり初めて聞いた衝撃度でデビュー作かな?
皆様には決して上手い歌じゃないけど味わいがあり、渋いコルネットが活きているこの曲を。