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今読んでもヒリヒリする生き様を見せつけられる作品(生き方編)
影響を受けた漫画紹介三日目!
本日は生き様を見せつけられた漫画紹介です。
「サンクチュアリ」 池上遼一
ビックコミックスペリオールで1990年から連載されていた作品です。
主人公はヤクザの北条と、政治家の浅見。
実は二人は子供頃カンボジアの内乱に巻き込まれ、家族全員殺され、その後反乱軍の収容所で奴隷の様な扱いを受けながらも何とか生きて日本に戻って来た過去がありました(途中まで周りにはその事実は知られていません)。
日本に戻ってみると腐敗した政治、平和なのに生きる目的のない日本人の生活を観て落胆し、国を変革する事を誓います。
二人共頭脳明晰でスポーツも万能だったんですが、じゃんけんで裏(ヤクザ)と表(政治家)に行く事を決めます。
それぞれの場所で泥水を飲みながらも上に登っていく二人。
果たして二人は腐敗した日本を変える事が出来るのか?
という物語。
主人公二人の生きざまがカッコいいのは当然だけど、脇に出てくる様々な人物もキャラがたっていて非常に面白いんです。
そして今の日本(国民)が如何に堕落しているかを突きつけられます。
今読んでも刺さるものあると思います。
(BEGIN)という続編も出てます。
「女帝」 倉科遼
週刊漫画TIMESで1997年~連載されてました。
簡単に言うと父親が誰か分からない九州の母子家庭で育った主人公が、自分を見下してきた地方の権力者や男どもを見返す為に、銀座の夜の商売でのし上がっていく物語なんだけど、想像以上に深い物語。
この手の話だと、すぐに体を使って男どもを手玉に取りがちなんだけど、そういうシーンは本当に僅か。
主人公の男気にも似た性格が、周りの色んな人(作家・政治家・ヤクザの親分など)を引きつけていきます。
その生き方がヒリヒリして、読んでると熱くなります。
そして一段又一段と銀座の女帝への階段を登っていく姿が描かれます。
漫喫で何回読み直したか分からない位読んでます(笑)
騙されたと思って、ぜひ一度読んで貰いたい名作です。
コチラも(女帝 花舞)というタイトルで、主人公娘が主人公の続編あります。
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