アフリカ生まれ、スペイン育ちのハイブリッド
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第55弾!
「Nina de fuego」 Buika
2006年発売
本日紹介する女性シンガーは、もう総ての人に聞いて貰いたい大・大・大好きなConcho Buika(コンチャ・ブイカ)という存在。
出会いはこれまたタワーレコードの視聴。
2005年発売のデビュー作。
(New Afro Spanish Generation)というキャッチコピーが付いていました。
アフロでスペイン?
何だかよく分からないけど惹かれるものがあってGET。
確かにアフリカとスペインの良さが融合されている新しい世界でした。
調べてみると両親はアフリカのギニア出身で、そこで生まれたのですが、育ったのはスペインのマジョルカ島だと分かりました。
血はアフリカ、そしてスペインのタンゴやファド系の音楽を吸収した故の世界感でした。
充分驚かされたのですが、三枚目の今作は更に驚かされました!
デビュー作は、良いんだけど何となく今の音楽のすり寄った感は否めなかったんですが、今作はよりディープに彼女のやりたい音を追求した感じでした。
フラメンコやファド色が物凄く強まり、魂を感じる内容です。
もう涙出そうなくらいの歌声です。
私の中では、これまた大・大・大好きなカサンドラ・ウイルソンと肩を並べる歌姫となりました。
正直メジャーで売れる要素全然ない内容だけど、歴史に残る一枚だと勝手に思ってます。
最近の音楽は耳心地がよく売れる事だけに重きが置かれる傾向の中、音楽の力、歌の力を再確認させてくれる名盤だと思います。
あくまでも私個人の感想だけど、総ての音楽好きに聞いて貰いたい一枚であります。
皆様には三曲同時に上がってましたのでぜひ!