見出し画像

独断と偏見的2024年小説のマイベストテン

本日は小説編。

年々減りつつある読書量。

今年は220冊程でした。

年々読む冊数は減ってますが、奇跡的に老眼になってないので、老眼になるまでは、何とか200冊超えはキープしたいもんです。

本とんど古本で100円~200円で買ったものです。

読んだ順で順位ではないです。

①琥珀の夏/辻村深月 今や大ヒットメーカーとなった辻村さんですが、個人的には最近の作品には嵌ってなかった。しかし!今作は久々に大好きな辻村節でした。

これだよ!辻村さんの持ち味は(「琥珀の夏」 辻村深月) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

②刑事弁護人/薬丸岳 江戸川乱歩賞でデビューした後、大活躍の薬丸さん。安定感は抜群ですが、今作はスバ抜けて面白かった。リーガルミステリーの傑作でした。

久々に面白かった!(「刑事弁護人」 薬丸岳) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

③母影/尾崎世界観 クリープハイプのボーカルが描く芥川賞候補作品です。こんなに良い作家だとは思ってませんでした。今後が非常に楽しみな作家です。

ホントに芥川賞とりそう(「母影」 尾崎世界観) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

④俺と師匠とブルーボーイとストリッパー/桜木紫乃 桜木さんも暫く低迷気味でしたが、今作は良かった!昭和のドサ周り演芸人達の面白くも哀しい物語です。

ビートたけしの本を思い出す(「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」 桜木紫乃) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑤生皮/井上荒野 井上作品も円熟期に入ったと思う。最近出す本はどれもレベルが高い!

時代の流れで生まれた小説(「生皮 あるセクシャルハラスメントの光景」 井上荒野) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑥欺瞞の殺意/深木章子 現在王道ミステリーを書かせたらナンバー1の存在だと勝手に思ってます。出す作品に外れなし!

第二の宮部みゆき確定(「欺瞞の殺意」 深木章子) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑦CF/吉村壱萬 独特の世界観を持つ吉村ワールド。今作も近未来を舞台にファンタジーな世界を描きながら、現代社会に鋭く切り込むスタイルは流石です。

お金は虚構に過ぎない(「CF」 吉村萬壱) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑧非弁護人/月村了衛 骨太な作品が得意の月村さん。久々の大傑作作品。シリーズ化希望です。

月村さん!久々の大傑作(「非弁護人」 月村了衛) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑨真夜中のたずね人/恒川光太郎 角川―ホラー大賞でデビューしたノスタルジックなホラーを描き続ける恒川さん。今作は不幸な人達が主人公の短編集。これも久々の大ホームランでした。

久々に持ち味全開の短編集(「真夜中のたずねびと」 恒川光太郎) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

⑩二人の嘘/一雫ライオン 元劇団員が描く大人の恋愛。判事と冤罪を背負った男の行き止まりの物語。今後滅茶苦茶楽しみな作家さん登場です。

久しぶりに読まなければいけない作家登場(「二人の嘘」一雫ライオン) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

以上がベストテンです。

大半はよく読んでる作家さんばかりですが、尾崎さんと一雫さんが初登場!

そしてこの二人が今後物凄い楽しみな二人でした。

*先日今年読んだ本180冊(人に借りたり、あげたものを除いた冊数)をブックオフに売り行ったら、現金で11000円程、ポイントとサービスチケット合わせて15000円位戻ってきて、最高の気分の単細胞のオジサンです。


いいなと思ったら応援しよう!