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歌うとゴスペルシンガー、喋ると大阪のおばちゃん

55歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第69弾!

「FOR ALL WE KNOW」 綾戸智絵

1998年発売

今でも綾戸さんの歌声と出会った時の衝撃は忘れられない。

これもタワーレコードの視聴でした。

視聴機では割とサクッと聞き流して買うかどうか判断するんですが、綾戸さんのデビュー作は周りの迷惑も気にせずに聞き込んでしまった記憶が蘇ります。

こんな凄い日本人のジャズシンガー居るんだ!

と興奮を隠しきれずに帰宅しました。

一応括りはJAZZだけど、歌唱はゴスペルに近い。

綾戸さん自体がアメリカに住み、教会のゴスペルクワイァーに参加していたからです。

俺だけの秘密の凄いの見つけた!とほくそ笑んでいたんだけど、二枚目三枚目と出る内に大ブレイクしてしまいました。

魅力は唄声であるのは一番だけど、選曲の幅広さにもあります。

このデビュー作でも、エルビスやサイモン&ガーファンクルを取り上げているし、他のアルバムでもビリージョエルや果てはSMAPまで!

この柔軟性が綾戸さんの持ち味だと思います。

何時の間にかTVにもよく出る様になり、若い子には大阪弁でまくしたてるオバちゃで、大人用おむつの宣伝の人と言う印象が強いけど、ワン&オンリーの歌手であるのはゆるぎないです。

現在漫画の(ブルージャイアント)が異例の大ヒットして、ジャズを知らない人達にジャズの良さを認識させてくれてますが、25年前の綾戸さんのデビューもジャズを聞かなかった世代に響いた大事件でした。

皆さんにはサイモン&ガーファンクルの名曲の綾戸アレンジを

#創作大賞2023 #エッセイ部門


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