本業に相当影響を与えた作品(料理編)
影響を受けた漫画紹介五日目!
本日は料理編というか食べ物編。
「蒼汰の包丁 銀座・板前修業日記」 本庄敬
週刊漫画サンデーで2012年~連載していた作品。
子供の頃に読んだ料理漫画は、兎に角ハチャメチャだった。
(包丁人味平)はカレー対決で麻薬を使ったり、(ミスター味っ子)は食べ物の表現が大げさだったり。
それはそれで楽しかったんだけど、大人になると流石にゲンナリする。
だんだん料理作品も本格的になり、今作以外にも(魚河岸三代目)や(江戸前の旬)や(味いちもんめ)、果ては似非グルメを多数生んだ(美味しんぼ)などの本格的作品が沢山あります。
どれも全部読んでるけど、私が一番推すのは今作です。
北海道の田舎から出て来た蒼汰少年が、縁があり日本料理界の巨匠の経営するお店で修業する物語。
何が凄いって料理が本格的で、その時にリアルで和食界で流行っていた料理をリアルタイムで描いている点。
そして愚直に美味しい料理を作りたいという蒼汰の想いがヒシヒシ伝わるんです。
料理人が読んでも納得いく作品だと思います。
現在(新・蒼汰の包丁)という続編が連載中です。
「リトル・ホレスト」 五十嵐大介
月刊アフタヌーンで2002年から連載していた作品です。
既に橋本愛主演で映画化もされた作品。
料理漫画という括りには入らないかもしれないけど、山の恵みの調理方法は滅茶苦茶勉強になった作品です。
主人公は都会で暮らしに疲れ、故郷の東北地方の小さな山村に戻って来たアラサー女性。
小さなよろず屋があるだけで、隣町の大型スーパーまで買い物に行くのは一日かかる大仕事という村です。
故に食材は田畑を耕して作物を自分で育て、季節の山の食材を使って料理し、市販されている調味料やお菓子も自分で作るという自給自足の生活をするしかない状況。
ある日突然家を出て行った母が、子供の頃教えてくれたた生活の知恵を思い出し、季節の料理を楽しみながら、自分の生き方を模索する物語。
私自身岐阜の田舎で育ったので山菜は普通の人より相当詳しい気でいたけど、今作に出てくる山菜のマニアックさや、料理人とは違うおばーちゃんの知恵みたない料理法には本当に感動させられます。
自給自足のこんな生活したいと思うけど、実際したら大変なんだろうな~。
時折読み返したくなるバイブル的漫画です。
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