寂寥感を感じさせる、インデアンの血を引く男
56歳の親父が人生で100回以上聞いた100枚のアルバム紹介第13弾!
「Welcom to the Cruel World」 Ben Happer
1998年発売
以前このnoteでリゾネーターギターの使い手を紹介しました。
本日紹介するのはワイゼンボーンギターの使い手です。
同じスティールギターの仲間ですが、色々と細かい分類分けがあります。
Ben Happer(ベン・ハーパー)という人物は、インディアンの血筋だそうで、民族として哀しい歴史を背負っているせいか、歌詞の内容も思想的なものが多いです。
今作もタイトルから思想感出てますもんね。
それでもグラミー賞を三度も受賞し現在も活躍中ですが、意外と知られて居ない存在。
ジャンルはブルース・フォーク・カリプソ・ロックという幅広いのですが、ベンらしさは、そこはかとない寂寥感と、スピリチャルの香りがする点。
私はワイゼンボーンと哀し気な響きと、1/fの揺らぎの様な微妙に震える歌声に嵌りました。
アメリカでは黒いライクーダとも呼ばれているみたいです。
この後のアルバムも何枚か聞いていて、どれも出来栄えは良いんだけど、やはり初めて出会ったこのファーストが一番印象に残ってます。
皆様にはこの曲を。
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