マンションのまばらな灯りをみて思うこと。
おはようございます。
僕は字が汚い。です。
これは、社会人になって1〜2年の頃、仕事帰りのバスの中で思ったことです。
ちなみに、友人にこの話をしても、共感を得られたことはありません。
当時の私は、仕事に慣れてきて周りが見えてきた分、先輩との仕事量の差を痛感し、貢献するためにもっと頑張らないといけないと、毎日試行錯誤していました。
帰りのバスでは疲れ切っており、何も考えずただぼんやり外を見ることも多かったです。
その日も、何気なく外をみて、まばらに明かりのついたアパート、マンションを見ていました。
その時、ふと思ったんです。
「この部屋の全てに人がいて、その数だけ人生がある。」
「あの部屋ひとつひとつに人生がある。この街、日本中に無数の部屋がある。」
「それぞれが、小さい頃から色々な経験をして、今あの部屋にいる。」
そんなことを思ったと同時に、
なんかとても、
うんざりしたんですよね。
なんだこりゃ、多すぎるわと。
俺ってなんなんだと。
なんかどうでも良くなってきたんです。
職場という小さな世界で奔走している自分。
田舎の街のアパートの一室で悩む自分。
数多ある人生の中の一つでしかないのに、俺は何を悩んでるんだと。
俺は世界の主人公じゃない———。
なんかとても卑屈で、消極的な感じに聞こえるかもしれませんが、その時、私の気持ちはとても軽くなったんです。
友人に共感されないポイントは、この「うんざり」としたってとこなのですが、皆さんはどうでしょうか。
私はよく、緊張した時に「宇宙」のことを考えます。
例えば、50人の前で何かを発表する。
もともと緊張しやすい私は、やっぱりとても緊張します。
そんなとき、こう思うようにしています。
「この部屋に50人。多い。」
「でも、この街には何万人、県、日本、世界、宇宙には?」
こう考えていくと、この50人が一部屋にいる状況は、なんて狭くて少ないのだろうと感じることができます。
そうすると、失敗しても良いじゃないかと開き直れるようになるのです。
もちろん、
「緊張する理由は本人の準備不足」
という意見もあります。それには私も同感です。
ただ、先ほどのアパートを見て心が軽くなったことは、宇宙のそれに近いのかなと。
広く、大きなことを想像することで、自分が小さく見えてくる。悩みもちっぽけに思えてくる。
すると、心が軽くなる。緊張が和らぐ。
緊張、悩みに。
こんな処方箋、いかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
それでは、今日も良い一日を。
僕は字が汚い。より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?