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グルテンフリーを信じるな!実はグルテンが含まれている!?

グルテンフリーなのにグルテンが含まれている!?

◆ グルテンフリーのリスク

最近、グルテンフリーという言葉が広まり、健康志向の方々の間で注目を集めています。
しかし、グルテンフリーと謳われている商品が実際にグルテンを含まないかどうか、あなたは確認していますか?
セリアック病など、グルテンに対する強いアレルギーを持つ方にとって、この確認は死活問題となり得ます。

◆ 驚愕の事実: グルテン混入の実態

アメリカのコロンビア大学の研究によると、グルテンフリーとされている食品の約3分の1、具体的には32.2%に基準値を超えるグルテンが含まれていたことが判明しました。

このデータは、全米のレストランやファストフードで提供される食事を対象にしたもので、ピザやパスタなどの食品では特に高い割合でグルテンが検出されました。あなたが何気なく選んだグルテンフリー食品が、実はグルテンを含んでいる可能性があるのです。

◆ なぜグルテンが混入するのか?

一つの原因として、製造過程でのコンタミネーション(意図しない混入)が考えられます。
例えば、同じ製造ラインでグルテンを含む製品とグルテンフリー製品が作られることで、混入のリスクが高まります。

また、企業が消費者に好印象を与えるために、実際にはグルテンを含む製品に「グルテンフリー」と表記している可能性も否定できません。

◆ 日本でのグルテンフリー表示の問題

さらに、日本にはグルテンフリーの基準が存在せず、製造者の自主的な表示に頼るしかありません。
そのため、アメリカやヨーロッパのように厳密な基準に基づいた安全な選択が難しい現状があります。

◆ 結論: 安全なグルテンフリー生活を送るために

グルテンに敏感な方や、セリアック病などで健康を守るためにグルテンフリーを実践している方は、商品選びに十分な注意が必要です。
自炊をすることでグルテン混入のリスクを最小限に抑えることができます。

外食時には、パッケージの注意書きやグルテンフリー認証マークを確認する習慣をつけましょう。最終的には、自身の体調と向き合いながら、健康を守る選択をすることが大切です。

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参考文献
Detection of Gluten in Gluten-Free Labeled Restaurant Food: Analysis of Crowd-Sourced Data
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30920417/

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