市販のサプリの多くには人体に有害な成分が含まれている
市販のサプリの多くには人体に有害な成分が含まれている
コネチカット大学の研究
サプリは足りない栄養を簡単に補えるため、多くの人が摂取している
しかし、多くのサプリには成分表に記載されていない成分が含まれている
記載されていない成分が有益、もしくは無害なら問題ないが、多くの場合、有害な成分が含まれている
研究者は2007年から2021年に販売されたサプリ・健康食品の成分を分析した
分析の基準はFDA(アメリカ食品医薬局)に基づいている
その結果、1068種類のサプリに人体に有害な成分が含まれていることが判明した
多くのサプリに含まれていた有害な成分はシブトラミンだった
食欲を抑える効果があるとして、ダイエットサプリなどに含まれていたりするが、心血管疾患のリスクを高めるとして使用が禁止されている
また、ガンのリスクを高めるフェノールフタレインも検出された
シルデナフィル、タダラフィル、フリバンセリンなどの使用に許可がいる成分が健康食品に含まれていることもあった
ちなみに、前者二つは男性のアレを元気にする成分で、後者は女性の性的欲求を高める成分である
問題のあったサプリのうち、54%は性機能障害を、35%はダイエットを謳ったものだった
これらのサプリを使用する際は、細心の注意を払ったほうがいいだろう
それに、サプリでは栄養をうまく吸収できないことがあったり、逆に過剰に摂取することがある
サプリに頼らなくていいのなら、頼らないほうが健康である
FDAは「健康詐欺製品データ」を公開しており、問題のあるサプリを見ることができる
サプリを飲んでいる人は一度確認してみてはいかが?
問題のあるサプリはどんどん摘発されているが、市場からなくなっても新しいサプリが生まれている
いたちごっこな状況が続いているので、自分の身は自分で守るしかない
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参考文献
Continued Risk of Dietary Supplements Adulterated With Approved and Unapproved Drugs: Assessment of the US Food and Drug Administration's Tainted Supplements Database 2007 Through 2021
https://accp1.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jcph.2046