アクションゲームで遊んでいると鍛えられる能力とは?
アクションゲームで遊んでいると鍛えられる能力とは?
最近、ゲームが好きな人が増えていますが、「ゲームって時間の無駄では?」と思われることも少なくありません。
しかし、そんなことはありません。
ゲームをプレイすることには、たくさんのメリットがあります。
アクションゲームは、テンポが速く、判断力や反応速度が試されるため、集中力が必要です。
そんなゲームが脳にどのような影響を与えるのかお伝えします。
・アクションゲームの意外な効果
アイルランドのリムリック大学が行った研究では、アクションゲームをよくプレイする人たちを調べました。
研究は、18歳から35歳の若者88人を対象に行われ、週に7時間以上ゲームをプレイするグループと、週に1時間未満しかプレイしないグループに分けて、注意力や記憶力などのテストを実施しました。
その結果、アクションゲームをプレイしている人たちは「注意力」と「空間作業記憶」が優れていることが判明しました。
注意力とは、一つの対象に集中し続ける能力。
空間作業記憶とは、物体の位置や動きを一時的に覚えておく能力。
・反応速度はどうだったのか?
一方で、ゲームプレイヤーに期待されていた「反応速度」については、プレイの有無による違いは確認されませんでした。
・アクションゲームがもたらすポジティブな影響
アクションゲームは、敵の攻撃を避けたり、瞬時に判断を下したりと、様々なスキルが求められます。
これにより、注意力や空間作業記憶が自然と鍛えられていくと考えられます。
また、アクションゲームは認知疲労も高く、脳を多く使うゲームです。
たくさんプレイしていると、この認知疲労に対しても耐性がつき、日常生活や仕事での集中力向上につながるかもしれません。
・さいごに
ゲームが好きな人にとっては今回の方向は嬉しいニュースでしょう。
楽しみながら注意力や記憶力を鍛えることができるアクションゲーム、プレイする価値は大いにあります。
ゲームを通じて、仕事や生活の質を向上させましょう。
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参考文献
Comparing the cognitive performance of action video game players and age‐matched controls following a cognitively fatiguing task: A stage 2 registered report