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世界では4人に1人が運動不足

世界では4人に1人が運動不足

現代社会では運動不足が深刻な問題となっています。
多くの人が仕事や日常生活の忙しさに追われ、運動する時間を確保できていないのが現実です。

特に、リモートワークやデリバリーサービスの利用が増え、自宅からほとんど出ない生活をしている人もいます。

今回は、どれほどの人が運動不足に陥っているのか紹介します。

◆ 運動不足が世界に広がる理由

WHO(世界保健機関)によると、健康を維持するためには「週に150分の適度な運動」もしくは「75分の激しい運動」が推奨されています。
しかし、現実にはこの基準を満たしていない人が多いのが現状です。
仕事や家事、移動手段がどんどん便利になる一方で、体を動かす機会が減少していることが主な原因です。

2001年から2016年にかけて、世界168カ国、約190万人のデータを分析した研究で、運動不足の人がどれくらいいるのか判明しました。

研究の結果、世界中の成人の27.5%、つまり約4人に1人が運動不足だということが判明しました。

世界で14億人以上の人が運動不足にさらされていることを示しています。

◆ 先進国で特に深刻な運動不足

特に、先進国では運動不足の問題が深刻です。
例えば、高所得国では36.8%の人が運動不足であるのに対し、低所得国では16.2%にとどまっています。

先進国では、座りがちな仕事や車での移動が多く、日常生活の中で体を動かす機会が少ないことが原因とされています。

◆ 女性と男性の差が浮き彫りに

研究では、性別による運動不足の差も明らかになっています。

女性は男性に比べて運動不足の割合が高く、男性の23.4%に対し、女性の31.7%が運動不足だとされています。

ただし、東アジアや東南アジアの一部地域では、女性の方が運動不足が少ない傾向も見られました。

◆ 運動不足の国別ランキング

国別に見ても、運動不足の割合には大きな違いがあります。

例えば、運動不足が最も少ない国はウガンダで、その割合はわずか5.5%です。
逆に、最も運動不足が多かったのはクウェートで、その割合は驚きの67%にも達しました。

まとめ:運動不足からの脱却を目指そう

運動不足が世界的な問題であることは明らかですが、それを理由にして運動を避けるのは間違いです。
少しずつでも運動を生活に取り入れ、自分自身の健康を守ることが大切です。
あなたも、今から小さな一歩を踏み出してみませんか?

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参考文献
Worldwide trends in insufficient physical activity from 2001 to 2016: a pooled analysis of 358 population-based surveys with 1·9 million participants
https://www.thelancet.com/journals/langlo/article/PIIS2214-109X(18)30357-7/fulltext

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