料理スキルがあると友達が多いかも?
料理スキルがあると友達が多いかも?
料理ができるというのは、ただ美味しいものを食べられるだけではありません。
実は、料理スキルがあると社会的な繋がりにも良い影響を与えます。
料理ができる人は、近所付き合いができたり、友達と遊んだりする機会が増えたりするのです。
今回は、その研究結果を紹介します。
・料理スキルと社会的な繋がりの関係
この研究は、東京医科歯科大学などの研究チームが行いました。
日本老年学的評価研究機構のデータを活用して、65歳以上の男女21,061人を対象に、料理スキルと社会的な繋がりの関係を分析しました。
料理スキルは、
野菜や果物の皮が向ける
卵や野菜を茹でることができる
魚を焼ける
肉と野菜の炒め物を作れる
味噌汁を作れる
煮込み料理が作れる
の項目で評価しました。
社会的な繋がりは、
近所とどのような付き合いをしているのか
相談したり日用品を貸し借りしたり協力した生活を送っているのか
立ち話をどれくらいするのか
挨拶をするのか
住んでいる場所への愛着
地域住民の信頼
などの項目で評価しました。
・料理スキルがあるとどうなるのか?
結果、
料理スキルがある人は、料理スキルがない人に比べて、社会的な繋がりが強いことが分かりました。
具体的には、以下のような傾向が見られました。
ご近所付き合いが増える
友達と一緒に食事に行く回数が多くなる
地域のイベントに参加する回数が多くなる
地域住民の信頼が高まる
この傾向は、男女共に確認されました。
女性の場合、料理ができると料理ができない人に比べて、ご近所との関係が2.27倍強くなりました。友達と食事に行く回数は1.65倍多くなりました。
男性の場合、近所との関係が1.84倍強くなりました。友達と合う頻度や回数が少し多くなりました。
・なぜ料理スキルが社会的な繋がりに良いのか?
では、なぜ料理スキルが社会的な繋がりに良いのでしょうか?
以下のような理由が考えられます。
日本にはお裾分けの文化がある
料理を通じてコミュニケーションがとれる
料理をすることで自信がつく
日本には、お裾分けという文化があります。
料理スキルがあると、ご近所に料理を配ったり、もらったりすることがあります。これにより、近所との関係が深まります。
また、料理を通じて、趣味や好みなどの話題ができます。これにより、友達とのコミュニケーションが増えます。
料理スキルがあると、社会的な繋がりが増えます。
料理スキルを磨くことで、一人ぼっちの生活から脱出できるかもしれません。
是非、料理スキルを磨いて友達を増やしましょう。