サムットプラーカーンのエラワンミュージアム
タイに住んでいるときに、サムットプラカーンというバンコクの南にある場所の「エラワンミュージアム」に行ったことがあります。その時のことをまとめてみました。(エラワンと言うと、BTSチットロム駅近くのエラワン廟を思い浮かべる方がいらっしゃるかと思いますが、そちらとは違います。)
交通
場所はバンコクから南へ車で30分(渋滞がない場合)です。私が行ったときは土曜日の午前中でしたが30分以上1時間未満で到着しました。
タイ文字: พิพิธภัณฑ์ช้างเอราวัณ สมุทรปราการ
(サムットプラーカーンのエラワン博物館)
タクシーで文字を見せると伝わります。
エラワンって何?
エラワンとは、“ヒンドゥー教の神様みたいなもので、頭がたくさんある象”だと理解しました。
上の写真がエラワンミュージアムのエラワンです。
とにかく大きくて、高さが29メートルとのこと。巨大エラワンの中にミュージアムがあります。
エラワンミュージアムでお参り
現地チケット売り場近くに外国人用の音声ガイド貸出機が置いてありました。チケットはタイ人200バーツ、外国人は400バーツ。私はパスポートのコピー(顔写真ページとビザのページ)を見せたら200バーツでした。
エラワンミュージアムの中に入る前に、お参りする場所があるのでやっておきます。
お花を貰える場所があるので、そこで花輪と線香を貰いました。お参りしたら再度、器に入った蓮の花を貰ってきます。
エラワンさんの脇の蓮の花を流す場所に行って、お花だけ水に浮かべましょう。器は所定の回収場所へ。
エラワンミュージアムの中へ
ミュージアムは3階層に分かれています。下から順に回ったほうが良いです。
まずは下層(地下)、地獄をイメージした造りだそうです。昔の壺とか陶器とか建築物についての展示がありました。
神話について解説めいたミニお芝居のカラー影絵が上映されていました。いい神様と悪い神様が喧嘩したとかいう話だったかと思います。
一旦外に出て次は真ん中の階層へ。こちらは人間界をイメージしているそうです。
装飾が美しいです。焼き物を割って貼り付けてある感じでしょうか。
黒い柱それぞれに異なる雰囲気の彫り物が。仏教、ヒンズー教、キリスト教、イスラム教を表現しています。部屋全体にも色々な宗教が表現されているそうです。
最上階へは、中央の階段をのぼって、お釈迦様の像とご対面してから、更に脇の階段をのぼった奥の螺旋階段をひたすらのぼってみてください。一気にかけ上がると、腿の筋肉がひきつってきます。
最上階にたどり着くまでの途中に、休憩ポイント(仏像と屏風)がありました。そこに居た外人さんに、ダイエット中?って聞かれたのですが。え、いいえ。実は、エレベータがあったらしいです。
最上階はこんな感じ。美しいです。タイに住んでいると、仏像の写真を撮るのに抵抗感がなくなります。撮っていいか聞いたらこの仏像ならいいって教えてもらえます。
凄い美術品なのであろう螺鈿細工の椅子がケースや説明書きなしに置いてありました。
エレベータ入口はここだったのか。
園内はこんな感じ。緑が綺麗で目の保養になります。
まとめ
タイと言えば、象です。タイに住むと象を見て、触れて、象に乗る機会がそこらじゅうにありますので、象に親しみがわいてきます。タイの人なら、象が好きなのでは。象を大切に思う気持ちからか、ヒンドゥー神話で象姿の神様というエラワンが仏教国にもかかわらずタイの人に広く受け入れられているというのが理解できた気がします。
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