猫に教わる、チャンスを掴む大切さ

母の足を掴んで離さなかった猫

一緒に住んでいる猫の満月は、元野良猫だった。

母が仕事途中に見つけたとき、
周りに他の猫もおらず、
真夏のアスファルトの上でうずくまっていたらしい。

恐る恐る母が近づくとその足をがしりと掴み、決して離さなかったそうだ。

ヨガで教わった、チャンスをしっかり掴むこと

ご縁をいただいて、ヨガを教えていただいている。

そのときに手で地面をしっかりと捉えることを最初に教わった。

これはヨガはもちろん、
普段の生き方においても、
チャンスをしっかりとキャッチするという意味もあると伺った。

チャンスを逃さなかった満月

その後病院へ同行させてもらったのだが、満月は重めの猫風邪にかかっていて、
目は失明するだろうと言われた。

その後治療を続けたり、
家族で目薬を指して、
薬を与えて、
を続けていた時、

母曰く、
目がぐるっと回って、正常な目に戻ったそうだ。

その瞬間は見ていないので、
真偽は分からないけれど、
ある日を境に目がぐんぐん回復し、

今では少し目に傷はあるけれど、美しい猫に成長した。

あのまま母の足を掴まなかったら、
「もしかしたら母猫がいるかも」と、諦めていたかもと母は言っていた。

うちで暮らして完全によかったのかは、分からないけれど、
意地でもチャンスを離さなかったから、
今安心して温かい部屋で、元気に過ごしている。

私にまだ足りない部分かもしれない。

彼女を見習って、
私もこれからはチャンスをしっかり掴んでいこうと思った。