美しい心は、憧れがギャンブルと同類であることを知っている
人は、例外なく不安を抱えています。
聴くまでもなく、将来のことでしょう。
都立木場公園には、マンサクの帰り花が咲いますので、運が良くなると感じて「くじ買って来て萬作の帰り花」で未来を期待します。
本能が、根拠のないことを想像する癖を持っていることに原因があります。
解決策として参考となる金言は、ショーペンハウアーの言葉「永遠は一瞬の中にある」です。
解釈は、「今を大切にして集中を続けると、未来は、今の瞬間の中から自ずと拡がってくる」ということです。
「集中できていることは強み。強みをベースにして目標を持ちなさい」と言うことです。
自分ができないことを、夢として想像するのは、根拠の無い単なる憧れなので止めた方が良い。時間の無駄と、終には単なる怠惰を習慣とする生きものにしてしまう。
そもそも、人生の予測は、経済の予想と同じで変数が多くて当たらない。
変数が、刻々と入れ替わるのは、外的な流動要因に加え自分の内的意識も変わるから。潜在意識は、時の経過で発達的に変動することが定説となっています。
さらに、人はデータを無視して、根拠のない想像をしてしまう確証バイアスという癖を持っています。その例が、ギャンブル。
確証バイアスが働くと、皆が負けても、自分だけは大丈夫という、自分に都合の良いように想像してしまいます。
日本のギャンブルの還元率は、宝くじが約45%、競馬競輪の公営競技約75%、パチンコ約85%です。
年末ジャンボ1等の当選確率は2000万分の1と言われており、100万円以上の宝くじが当たる確率は0.002055%と言われていますので、約5万分の1です。
それでも、自分は当たると思い込むのが想像という本能の恐ろしい正体です。
僭越ですが、
私が「永遠の中の一瞬」を感じたのは、料理教室に通ったことと国家資格の勉強をしたことです。
家庭では、食卓の80%の調理と食材の買い出しを担当しており、家族の幸せという目標を持つことができています。
国家資格は、社会に役立つ基礎知識を得ましたので社会貢献という目標を持つことができました。
永遠は、自分が今集中できている一瞬の中に見えていると思えば、運命の見える化ができていることになります。
もしかして、漠然とした不安は、孤独を伴っていませんか。
自分で何もできないと思うなら、良い仲間に入ることも自分試しとして良いことです。