美しい心は、考えることを止めたら人間でなくなることを知っている
考えることを止めた人は、ドイツのユダヤ人移送局長官であったアドルフ・アイヒマン(1962年イスラエルで死刑)。
都立木場公園の枯木には侘しさを感じ、「侘しくて足早になる枯木かな」ですが、新芽が固く膨らんで、将来を考えている様に思えます。
自分で考えることなく、アイヒマンのように命令に従って、数百万人のユダヤ人を強制収容所へ送ることができるだろうか。
これが、全体主義の恐ろしさです。
1096年ドイツ出身の政治哲学者、思想家ハンナ・アレントは、「考えることを止めたら、人間でなくなる」といい、「考えることによって人間は強くなる。危機状態にあっても考え抜くことによって破滅に至らぬように」といって考えることを人間の生きる意味としている。
脳科学者は例外なく、考える能力について、無限の可能性を支持しています。
多様性とAIの時代に考えることを止める選択肢は、アイヒマンを産みます。
生きる意味は、考える葦となって「考える」ことで運命を引き寄せすること。
枯木も休んではいません。宿命の中で生きています。