穏やかな性格と綺麗な仕事でポジショニングしよう
今日の都立木場公園は早春らしく晴れ上がり、小学高学年生がバスを連ねて来ました。
私は定年を迎える人が、憧れに飛び就くなどして人生の選択を失敗しないよう応援したいと思い投稿しています。
仕事を得るのに人脈を持っている人は幸せな人です。
一般に中高年の就労は厳しものです。
私のように72歳でハローワークの窓口へ相談に行きましたら、雇い止めと言われました。
士業は60歳で雇い止めとのことでした。
定年者が働く場所は、オフィス環境の進化や肉体の感覚機能の低下によって、デスクワークからフィルドワークの現業的な仕事に就くことが多くなります。
興味深い実例として、認知症の人の仕事の役割の話をします。
穏やかな性格で、経験を積んだ技術を持っている人は信用を得て、認知症を患いながら、現場のポジションニングが自然にできる例を見ました。
見たのは、社会保険労務士会の自主研究会が用意した動画です。施設住まいの認知症の人が、1人は施設の給食料理当番をし、2人目は洋裁のウエデングドレスを仕立てしている様子でした。
日常の会話は不自由していますが、作業中には、現役当時の会話や手さばきが蘇るのです。
動画の様子と解説から、潜在記憶にある仕事に自信を持っており、役割をもらえば、無心で作業し周囲の尊敬を集めてポジションニングができるのです。
認知症ですから、作業が終わると自分が造ったものさえ分からなくなってしまいます。
ポジションを得る決め手は、愛される穏やかな性格と仕事の綺麗な仕上げができる腕前です。
ポジショニングで、得られるものがたくさんあります。
居場所ができる
人間関係が繋がる
主体的に行動できる
仕事に生産性や創造性を感じ、生きている意味を感じる
尊重されて自分の実在を感じる
お礼の言葉をいただいて幸せを感じる
ストレスの発散と運動によって健康的なる
痴呆症になっても過去の経験した作業工程が記憶に蘇って、細かい点にも気がつき、自信が強みとなって仕事を主体的に続けるモチベーションとなっています。
私の場合は、売買取引と管理職としてのオフィスワークの経験に限られ、残念ながら事務や技術系の経験が全くありません。
仕事をしたくて、72歳で取得した社労士とキャリアコンサルタントの国家資格は、実経験が無いため認めてもらえず、自分的にも仕事の切っ掛けが掴めず、起業の目処が立ちません。
切っ掛けを掴むため社労士会と関係する研究会に出席して、学習は欠かさないでいます。
資格は、その仕事の業の入口に過ぎず、経験がないと稼げません。若い頃から副業やお手伝い的でも経験を積むことを推奨します。
家庭生活では、私の場合は、食事を作る役割をしたいと思い料理教室に通いました。そのお陰で、今では毎日の食材の買い出しと料理が日課となってポジショニングが成立しています。
高齢者が仕事に就くための秘訣は、穏やかな性格と実経験が信用格付けとなり、自信がモチベーションとなります。