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超広角レンズを持って頭部みはらし公園(坂町)へ

 今日は、広島県坂町の頭部みはらし公園へ行ってきた記事です。
 頭部みはらし公園は、気軽に行けて瀬戸内海の眺望がすばらしい場所です。

 公園には野鳥観察舎があるので、まるっきり野鳥と関係ないわけではありません。
 野鳥を撮りに行ったわけではありませんが、野鳥のことも書きたいと思います。



買った超広角レンズを早速使ってみたい


 公園に行った理由は、買ったNikon の超広角レンズ(NIKKOR Z 17-28mm f/2.8)を早速使って、瀬戸内の広い海と空を撮りたかったためです。

 レンズを買った主な理由は、星空撮影に使うためです。
 冬の夜空の大六角形(ダイヤモンド)を撮りたいのですが、今持っている24mmの広角レンズでは画角が狭くて、星が全部入りません。
 もう少し広角に撮れる明るいレンズが欲しくて買いました。

 
 ただ、星空は天候や月齢に左右されるため、直ぐにレンズを使えません。せっかく買ったレンズは使いたい!
 ですので、まずは景色を撮るのにレンズを持ちだしました。

 公園に行くには、広島から呉線を使い、坂駅で降ります。
 快速安芸路ライナーに乗ると、停車駅も少なく、乗車時間も15分ほどです。

坂駅から公園へ

 公園には坂駅から山側の出口を出て案内板にしたがって進めば20~25分ほどで着きます。

 途中、お墓を通過したり、少し山道っぽい所を通過しますが、登山靴でなくても大丈夫です(もちろん、登山靴の方が好ましいですが)。

 地元の方は散歩で来るようです。

最初は民家の間の道を行きます。絞り開放で撮りました。
途中のお墓から坂駅を見下ろしています。奥が海側です。
公園まではほとんど上り坂です。

 公園まではほぼ上りですが、地元の方が「登山道」を定期的に掃除してくれているのか、とても歩きやすく、ところどころにベンチもあります。

途中の景色も結構いいです。
道は整備されています。
苔が良い雰囲気です。
このようなベンチがあります。
ベンチからの景色。これは別のカメラとレンズで。今回はニコンのカメラ+超広角レンズの組み合わせと、もう1台カメラと望遠レンズの組み合わせを持っていきました。

頭部みはらし公園


 私は、以前に公園の先にある天狗岩(標高373m)に登ったことがあり、公園に来るのもこれで3度目です。

 道に慣れて、駅から気軽に来れる場所という感じになりました。

 公園には、見晴台があります。

天気は快晴!でも、左上にレンズに着いたゴミが…撮った時は気づきませんでした 涙
見晴台の手間に、観察できる野鳥の案内板があります。

 いよいよ、見晴台に登って、景色を。
 天気がいいので、瀬戸内の海の青さが楽しみです。

西の宮島、廿日市方向。
少し右(東)にずれて、広島市街地が目に入ってきます。中央は横浜公園。
さらに東の海田市方面

 レンズの17mmの広角端を試してみます。

16:9に縦横比を変えてみました。

野鳥観察舎へ

 野鳥観察舎へはここから少し道を下ります。

振り返って全景を
道の脇の紅葉が綺麗でした。
左へ

 展望台から野鳥観察舎までは下り坂の一本道で迷わずすぐ着きます。

野鳥観察舎。登山道の脇にあります。
座る所に積もる落ち葉から想像するに、あまり使う人はいなさそうですね。

 私は、この観察舎に来るのは二度目ですが、小窓から野鳥を見れたことはありません……

 ただ、いつも茂みからウグイスの地鳴きがとても近く聞こえてきます。
 先ほどご紹介した看板に載っているように、ウグイスは多そうです。
 他にも野鳥の鳴き声は常に聞こえますし、実をつけた木々も豊富ですから、周囲に野鳥は多いと思います。

 それに、小窓からの景色は素晴らしいです。
 これなら野鳥が見れなくてもいいかな、という気になります。

この景色を背景に野鳥がいたら最高なのですけどね。
望遠レンズで
望遠レンズで
観察舎に座ったまま見れる反対方向(小窓の反対側)景色も綺麗です。

 野鳥観察舎より、近くにあるベンチからの方が周囲が見渡せて、野鳥が観察できそうな気もします。

ベンチからの景色。ここにハヤブサ飛んでたら、カメラ持つ手が震えるかもしれません。

野鳥を少し


 ベンチでしばらくしていると、シロハラが鳴いて、木の中に隠れながらこちらをうかがっていました。
 ヒヨドリやカラスなども目の前を飛んでいきます。

ベンチの近くにメジロが来てくれました。これも含めて野鳥の写真は望遠レンズで。
手持ち無沙汰なので、望遠レンズでも景色を。

 ジョウビタキの鳴き声なども聞こえます。
 長くいたいですが、場所は一応、山です。冬の山の午後に長居はできないと思い、帰ろうとしました。

 そうしたら、遠くに茶色く見える鳥が舞い上がりました。
 トビかなと思って撮って確認したら、ハイタカでした。

遠かった

 紅葉の山と瀬戸内海を背景に、光を浴びて飛ぶ鷹は美しかったですが、持っていた望遠レンズの焦点距離の限界で、綺麗に撮れませんでした。

 ベンチで座って待っていたかいがありましたが、少し残念。

 600mmとか800mmのレンズならきっと写真も美しく残せたと思いますが、そもそも持っていないし、仮に持っていても、そんな重いレンズを持ってここまで歩いて登って来る気にはならないので、仕方ありませんね。

 過去にハイタカを見た時、一度見た後、しばらく時間をおいて空を見上げたら、もう一度旋回していたことが何回かあったので、今日ももう少しだけ粘って待ってみることにしました。

 そうしたら、もう一度ハイタカが頭上に近い所を飛んでくれました。

 旋回しているときは、同じような姿勢で、写真も変わり映えしないように見えますが、よく見ると微妙に姿勢を変えてバランスをとっているので、せっかくならと、多めに写真を載せてみました。



 最後、上が青空の所を飛んでくれました。
 青空に舞う猛禽類はやはり魅力的です。


 今日は野鳥観察が主目的ではない上に、猛禽類が見れて満足でした。猛禽類に怯えた小鳥等が出て来ることは期待できないので帰ることにしました。
 
 野鳥観察舎とそのベンチで合計1時間弱ほどいました。
 
 帰り道では、お馴染みのエナガやメジロ、ヤマガラ、コゲラなどの混群をいくつか見ました。

コゲラ
シジュウカラ


 ちなみに、周囲の森は広葉樹中心で、松や杉などの針葉樹はあまり見かけないので、キクイタダキやヒガラなど針葉樹が好きな野鳥のいる確率は低い気もします。

NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 を使用した感想も含めて、おわりに

 今日は、Nikon Z5にNIKKOR Z 17-28mm f/2.8 を付けて使いました。
 このカメラ(約675g)とレンズ(約450g)の組み合わせは1kgを僅かに超えますが、フルサイズとしては軽量ですし、持ち歩いていて重さを負担に感じませんでした。
 軽いからこそ、小型の望遠レンズを付けたAPS-C機をもう一台持っていけました。
 
 それに、NIKKOR Z 17-28mm f/2.8がインナーズームなので、ズームするときに鏡筒が伸縮せず、ほこりっぽい屋外で使用するのに安心でした。

 写りについては、正直、私はよくわかりません。最初、絞り開放の広角端(17mm)で撮った写真をカメラのモニターで確認した時は、こんなに周辺減光するの?と驚きましたが、帰宅してPCのモニターで見たら、それほどでもありませんでした。

 今日は風景を撮るのでレンズを絞ってf8前後で撮りましたが、開放で撮った最初の花の写真などもよくボケていて、大満足のレンズです。
 
 今度は星景写真や星野写真をこのレンズで撮ってみたいと思います。

 頭部みはらし公園に探鳥メインで行くことはないと思いますが、良い景色を楽しむついでに野鳥を見れたらいい、くらいの気持ちで行くには素晴らしい場所だと思います。

 今回もお読み下さり、ありがとうございました。




 

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K.Y.
頂きましたサポートは、野鳥撮影後にたまに行っているゴミ拾いの際のゴミ袋等の諸費用に充当させて頂きます(結果は半年~1年くらいごとに記事でご報告します)。でも貴重なチップでなくてもコメント等だけでも、十分嬉しいです。

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