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日記#627 我が家の年賀状

2024.12.9
妻が急に年賀状作りを始めた。
もうそんな時期だ。

少し調べてみると
元旦に確実に年賀状が届くようにするには
12/15〜12/25までに
投函する必要があるらしく
今から年賀状作りを始めた妻の行動は
妥当な感じだろう。

年賀状といえば
20年程前の小学生の頃を思い出す。

各学年1クラス20人程度しかいない
小さな小学校へ通っていた私は
12月になるとクラスのみんなに年賀状を送るため
父と協力して
年賀状へスタンプを押したり
キラキラを振りかけ
オーブントースターで温めたりと
年賀状作りをしていた。

宛名も一人一人手書き
「様」の書き順が間違っていて
父に指摘されたことは
今でも「様」を書くと思い出す笑える
エピソードの一つだ。

今思えば
手作りで年賀状を作るなんて考えられないが
子どもながらそれが楽しく
一生懸命にやっていた記憶が残っている。

そんな年賀状。
今となっては送っている人は極端に減っただろう。
そもそも
世間的には毎年年賀状を送る人って
どれだけいるんだろうか?

ちなみに私は、
熱心に取り組んでいたあの頃をピークに
出す枚数は右肩下がり傾向。
出すことが義務的な目標になったことで
市販の年賀状を買うようになり
宛名も手書きから印刷に変わり
ついには
10年くらい前だろうか
「めんどくさい」という理由から
その年の年賀状を送るという行為を諦めた。

それをきっかけに
「あれ?去年来てないのに今年は送ってきたぞ」と
思うだろう相手のことを想像して
恥ずかしいというか
心苦しいというか…
私の中でパタっと年賀状というものが
途絶えてしまった。
なので、この時期になると
なんだか寂しい気持ちにもなる。


けれど、そんな私をよそに
結婚してからのこの5年間
妻は毎年30枚以上の年賀状を
作成し、送っている。
(以前からずっと送っていたようだ。)

その年賀状は
自宅で一緒に作っていた時期もあるが
今はネットで注文することが多くなった。

今はとても便利な世の中だ。
気に入ったハガキデザインに
気に入った子どもたちの写真を挿入して
一つの成長記録として
「我が家の年賀状」を作れるのだ。

そしてベースが完成すると
決まって
「パパは何枚いる?」と聞いてくる。

そして毎年
「………3枚。」これが私の回答だ。

そう、この5年間は3枚だけ
妻のお陰で
毎年年賀状を送るようになったのだ。

送る相手は決まって
実家のおばちゃんと
高校時代の恩師の先生2人。

おばちゃんはともかく
恩師の先生には
私の今が記された一枚のハガキで
近況報告をさせてもらっている。
結婚したこと
長女が産まれたこと
そして、今回は次女が誕生したことを。


極端に減ってしまった年賀状だが
元旦に私宛の年賀状が届くと
少なくなってきた今だからこそ
なんだか少し嬉しい気持ちにもなる。

今年の年賀状も少しでも喜んでくれるだろうか?
相手が少しだけでも
喜んでくれることを願って
今年も3枚だけは
1〜2行の心を込めた文章を添えて送ろうと思う。



毎年の年賀状を作る妻に便乗しているだけの私。
そんな機会を提供してくれる妻に
心から感謝したい。



今日も良い一日でした。
最後まで読んでくれてありがとうございます🐜
来世も人間であれるよう日々徳を積んでいきたいと思います

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