ルイーズ・ブルジョワ展へ行ってきました。 2025.01.08 wed.
こんばんは michio★★★です。
1月8日(水)東京都港区 六本木ヒルズ森タワー53階にあります森美術館へ行ってきました。
ルイーズ・ブルジョワ展です。
タイトルが《 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ 》って…
ちょっと怖いですね。
ルイーズ・ブルジョワさんとは
ルイーズ・ブルジョワ(1911−2010年)は
フェミニスト・アーティストのひとりです。
フェミニスト・アートとは
男性中心主義視点の美術界に対する問題提起を
目的に1960年代後半に発展した芸術の流れです。
彼女はパリでタペストリー修復業を営む裕福な
家に生まれました。
男の子が欲しかった厳格な父から「おまえは
いらない子だ!!」といわれ複雑な家庭環境も重なり精神的にダメージを受けます。
その後の父親との確執、最愛の母親の死… 自殺未遂… と
壮絶な人生を歩みます。
だから 描く!! 作る!!
ルイーズ・ブルジョワさんが作り出す世界は
私の想像を遥かに超えていました!!
ルイーズ・ブルジョワさんは父親への憎悪の念や
精神的疾患からくる《生きづらさ》の全てを
作品制作のパワーに変えていきます。
それは純粋絵画から彫刻、映像作品に
インスタレーション、ホログラム作品もありました。ありとあらゆる手法で作り出します。
グイグイ引き込まれていきます。
いいな!!と感じた作品をたくさん撮らせていただきました。
説明や解説などありませんが、ルイーズ・ブルジョワさんの世界を感じてください。
若い女性のお客さんが大半でした。
ルイーズ・ブルジョワさんの作品に引き込まれて
いくうちにだんだん彼女に興味を感じてきました。
彼女の98 年の人生の年表に写真が随所に
使われていました。
気づいたらルイーズ・ブルジョワさんを
撮っていました。
厳格な父親、そして優しい母親…
幼少の頃
ライヴで観たかったな …
そして最後は …
最後に素晴らしいルイーズ・ブルジョワさんが
私の前に現れました。
なんと いい表情でしょうか!!
激しい憎悪の念を作品制作パワーで封じ込め
《 生きづらさ 》を克服した強い女性だ!!
良かった!!
うん 1番いいな!!
実はこれ …
《 ルイーズ・ブルジョワ展 》の入口に
設置されている大型の看板でした。
鑑賞前は完全スルーした看板のルイーズ・ブルジョワさん、しかし彼女の世界感に惹き込まていき
最後は女性としてのルイーズ・ブルジョワさんに
惹かれていく…
これは最近の中ではかなり秀逸な企画展です。
大満足の《 ルイーズ・ブルジョワ展 》でした。
今年も大型企画展や話題の展覧会に
できる限り行こうと思います。
最後までありがとうございました。