たぬきさん。
私は夜の運転が好きだ。
特に1人での車内の空間が好きだ。
今日は夕方から予定があり、
少し前に自宅へ戻る。
帰り道。
夜は車通りも少なく、
快適に走行できる。
川沿いをしばらく走ると
遠くに街明かりが見えてくる。
それが川面にきらきらと揺れてて
とてもきれいだった。
そしてまた段々と街明かりが
遠ざかり、さみしい道に戻ってくる。
私はいつも夜の帰り道はたぬきに
遭遇する。
猫や犬ではなくいつもたぬきだ。
不思議と家族は見る事がないそうだが、
何故か私は頻繁に遭遇する。
しっぽや毛がふっさふっさで
お目々もお顔もまん丸で
とても可愛い。
1度、夜中に目が覚め水を飲もうと
玄関経由で台所に向かう時のこと。
玄関にはセンサーライトを設置している。
そのライトが突然反応。
何事かと恐る恐る目をこらすと、
玄関の硝子越しに小さなふたつの影が…
「ぎゃーーーーっ」
(実際には声は出ていない。心の声。)
扉を開けるのは怖いので別の窓から
そっと様子を伺うとたぬきの親子?
が2本足で立っていた。
可愛いすぎる‥♡
次の日、子ども達にその話をすると、
私だけずるいと言われた。
旦那さんからは、私がいつもたぬきに
遭遇するので
「たぬきの親分」
という、ありがたくないあだ名を
つけられている。
ジブリ映画
「平成狸合戦ぽんぽこ」
をいつも思い出す。
うん。自然を大切にしないと。
特に落ちもないが、
こんな日常も気に入っている。