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あした食べるメシも無いのに世界に挑戦するバカがいる。その名をフレイヤという。(MX LINUXとはそもそもなんだろう/Freja Respinについて)

はじめまして。お〜げさんからこの共同運営マガジンのお誘いを受けて受諾しました、MX LINUXのアートセクション担当ことフレイヤ(Freja)です。
(わかりやすいところでは、MX-21〜21.2のデフォルト壁紙、
MX23系のデフォルト壁紙、新ロゴのデザイン、ブートアニメーション、Conkyの「マイルドブルー」の配色設計、プログラマ向けアプリ「Delta3 MX版のアイコン(MXツールに表示されるょ)」などを今までに担当しました。)

つまり冒頭のバカとは僕のことです。
さすがに、自分の境遇の悲惨さに、今めまいが止まらず嫌な感じに冷や汗をかいているところですが、まぁことの詳細は伏せておいて、僕は「なんとか自分の心を落ち着かせるために」今Freja Respinに向かってタイピングしている次第です。現在の状況を整理して、読者も獲得しようというわけ。


ほんとだ。この画面は確かにFreja Repin "Storyboard"のそれだょ。

でまぁ、ふざけた前置きはこのくらいにして、
まずは基礎的なところから行きたいと思います。
そもそも僕やお〜げさんの要点というか基礎となっている
「MX LINUXとはなんぞや」というところです。

MX LINUXについての説明はすでに各所でされているので省きます。
僕はリナックスには大きく分けて
・Manjaroなどのローリングリリース・モデル
・Debianなどの非ローリングリリース・モデル
の2通りがあると思っています。
ローリングリリースのリナックスには、サポート期限というものが実質ありません。極端な言い方をすれば、Arch LinuxやManjaro等をインストールすれば、使っているソフトが開発停止とかにならない限りは一生使えるのです。2年おきに更新されてしまうDebian系のような感じではないです。その代わり、技術水準が高く、割愛しますがなんと言ってもコマンドがすごくわかりにくい。

例えば
sudo apt install gimp
だと、あぁ、「管理者権限でアプト・インストイール、Gimp」なんだなと
すごくわかりみ。
しかしManjaroだと
sudo pacman -S gimp
という具合で、上級者には文字数が少なくて良いのでしょうけど、
文章としてはわかりづらい。。ディスるわけではありませんがあくまでもArch系は上級者向けで、ここに示すのは難解さのほんの一例でしかありません。

で、MX LINUXは「難解なArchに対するアンチテーゼである」とも言われています。
・文章的に、感覚的に、人間にとってわかりやすいコマンド体系(Debian系)
・おせっかいなぐらいに便利なMXツール群
・2年に一度Debianが刷新されることに伴う「2年おきの"リリース祭り"」がある

いわば、上級者が使う仙人のOSであるローリングリリースに対する
「庶民のためのOS」が非ローリングリリースのDebian系なのだと僕は捉えています。

Ubuntuに対しては僕はちょっと良い印象を持っていません。
UbuntuはDebianのいち派生品でありつつ、独自のプラットフォームでもあります。
Microsoftとのちょっと怪しい提携関係もさることながら、色々と批判の耐えないsystemdにべったり依存し、そしてどうにも使いにくいインターフェース(私見です)。もっさりしたパフォーマンス、どうも低い安定性、、。そうなんです、ちょっとWindowsめいているのがUbuntuです。Debianは素ではちょっととっつきにくいわけですが、そこをとことん初心者が使えるようにしたのがUbuntuかと思っています。

しかしながら、Ubuntuは庶民に使いやすくしすぎるあまり、性能を犠牲にしたり、余計な機能を搭載しすぎたり、仙人の好むようなアートは採用しなかったりで、「軟派なWindowのような堕落したOS」になってしまった感もややあります。。。

そこで我らがMXはどうなのか。
・MSからの懐柔(MSは相手をアメで落とすのが得意)、
 そしてsystemdとは断固決別の姿勢
・徹底した安定性とパフォーマンス
・適度に禁欲的でありつつ、アートワークの多様性も備えた外観
・ユーザーの意見を取り入れつつも、媚びすぎない開発姿勢
MX teamのソフト審査に基づくMXパッケージインストーラという独自のソフト管理
・さらに、公式リスピン(ラズパイ版とか)/非公式リスピン(MX-ミニマム、MXワークベンチ、AV LINUX、そしてFrejaリスピンなど)といった派生OSを認める風土

そう、MXはその"ストイックさ"と"ユーザー目線"のたぐいまれなバランス感覚をもって、リナックス玄人ユーザーたちの心のツボをいい感じに突くディストリとなっているのです。これが人気NO.1の秘訣じゃないかと思っています。

MXツール、MXパッケージインストーラ、およびMXリスピン、そして誰でも( ! )参加できるMXフォーラムといった構成要素によって、MX LINUXは事実上の「プラットフォーム」を形成していると思います。その活動は熱心なユーザーたちおよびDev Teamによってボランティアで支えられており、営利/非営利を問わず特定の企業は運営に関与していおりません。僕にはそのようすはまるでイギリスのような「キングダム(一種の王国制)」に見えることがしばしばあります。

「そんな理想の王国があれば、王国の敵も多い」と言えば「あぁ、そういうことか、なるほど」と思ってもらえると思います。

それで、ここからはMX-23 "ahs"ベースのFreja Respinの真打ち最新バージョン「Storyboard」について書いていきます。コードネームはストーリーボード、つまり「絵コンテ」です。僕が映像作家でもあるので、そのあたりの経験から来ているコードネームです。

素のMXは、個人の好みを排除し、万人に使いやすいものを目指していると思います。いわばユニバーサルデザインです。Freja Respinはというと、個人のつまり僕の好み100パーセントです。英語圏向けにデザインしてはいますが、素のMX同様に日本語インストールも可能です。

MX Forumでのトピック
https://forum.mxlinux.org/viewtopic.php?p=777869#p777869

詳しいことはサイトを見ていただいて、アートワーク群は僕メイド100パーセント(13枚搭載)となっており、これは映像作品「The Vow」としてYoutubeの「フレイヤチャンネル」にもまとめています。この13枚はMX-25向けに提出済みの作品群であり、いわば搭載壁紙に関して「MX LINUX 25の未来の一部を先取り」したものとも言えるかもしれません。

フレイヤ・リスピン「ストーリーボード」の特徴:
1. Freja オリジナルプリセットによるドルビーシネマ風のサウンドフィルター。(開発に5年を要した!)
2. Mac の Expose の進化版のような独自のウィンドウ管理 - もう迷うことはありません。
3. Freja Made による洗練されたアートワーク 。
4. XFCE のモダンなデザイン、目に優しいフェードイン/フェードアウト効果 。
マルチメディア指向の MX バリアント。
ドックは左側にあり、メニューバーは上部にあります。 これが私の答えです。PulseEffects Freja オリジナルのプリセットオーディオフィルターがこの Respin のアイデンティティです。

と、どちらかと言えば、「AVオタクのやや初心者」が使いやすいようにデザインしています。そのかいあってか、某海外のあるところからあるお話が降ってきたのが昨日のことなのですが、それはまだ未確定の大きな話なのでゴニョゴニョ、詳細が固まったら記事を改めて新しく書こうと思っております。

みなさまどうか、これからもフレイヤをよろしく🐈ナーゴ。(まさかの猫オチ)

PS.もし間違っている部分があったらご指摘ください、僕はハッカーにはほぼ遠く、システム的には中級者程度にすぎません。

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