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OS作品の漫画/ゲーム/アニメ作品との違い

ここではOSのカスタムフレーバーやリスピン、ディストロなどを「OS作品」という、作者の作品であるという観点か、いわゆる普通の作品「漫画/ゲーム/アニメ」とどこが違うのだろうか、ということを見ていく。

まず、気づくのは「エンディングがない」ということだ。
オタク作品は、普通は物語があって、ゲームスタートがあればいつかはエンディングがある。

でも、OS作品は「家か車」のような道具であり、明らかにプロダクトデザインに近い。道具としてのプロダクトには始まりも終わりもない。このように方向性が根本的に異なることに気づく。

OSはクルマに一番近いかもしれない。

というように、実は僕もクルマを意識しているふしがある。

かのカトキハジメ氏にあこがれて、プロダクトデザイン専攻希望で工業高校に入ったもののドロップアウトし、デザイン系のルートからOSのデザインに進んだ僕としては、やっとPD(プロダクトデザイン)ができたかも、と思う。

プロダクトデザインに物語があるとすれば、それはいわゆるストーリーてリングではなく、OS製品そのものに込められた設計思想だったり、あるいは使い手がどう使っていくかという物語なのだろうと思う。

ただ、あまり前例がなかったが、自作リスピンに自作壁紙のコレクションを含めて一種の「画集」としてリリースすることはできる。僕のリスピンとかは、いわばきれいな絵が部屋にたくさんかかっているモダンな建築のようなイメージです。

OS作品の場合における物語は、
ユーザーがそれをどう使って人生を歩んでいくかというものになり、
その意味で物語を使用者にゆだねるのかもしれません。

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