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誕生日の日記

ーはじめにー
いろんな人にとっての誕生日が記されている
「誕生日の日記」を読んだので、わたしの誕生日の日記をかいてみようとおもいます💐
               byおゆず

下北沢にある日記のお店「日記屋 月日」出版。

      
*誕生日の日記*

2025年2月2日 日曜日 節分

いつもどおりゆっくり起きる。
1年前の誕生日は、うまのすけざむらいに誕生日を忘れられたことをおもいだす。

誕生日を祝ってもらうのは気がひける。

高校卒業後浪人してから、家族以外の人に誕生日を祝ってもらうことがなかった。

誕生日によって年齢が意識されると、それ相応の振る舞いという責任が生じる気がする。
年齢に精神や行動が追いついていない、という自覚があるからか…

だから、誕生日アピールをしなさすぎたことが原因なのかもしれない。

誕生日のつぎの日に会っても何もなく、2週間以上経って、メッセージの送信取り消しと、「待ってすごいやらかした」というメッセージがきた。
誰かにおくるはずのメッセージ、誤送信したのかと思ってネガティブな想像を働かせていたら

どうやら日にちを勘違いしていたようで(おめでとうスタンプを取り消したとか)後日魔法の部屋が描かれたパズルをプレゼントしてくれた。

今年はたまたま誕生日に夕飯を食べに行くことになったけど、誕生日だから、とは言われてないので

もし忘れていたら、節分だし、豆をなげつけてやろうかと思ってリュックサックに家にあった節分用の豆を仕込んでおこうとしたけど

それはさすがにやめようと思い直して

家を出た。

わたしが食べたいと言っていた、おこのみやきを食べることに。

うすうす気づいていたけど、おこのみやきって自分で焼かなきゃいけないから、あちゃー、ぼろが出るやつか、と思っていたけど

わたしのかわりにサクサクともんじゃをつくる、うまのすけざむらい。
社交の場数を踏んできたとみえる手つき。

またしても、ギャップをみせることに失敗。
(以前はドラムを叩いてかっこいいところをみせようとしたけど、そもそもそんなに叩けないし音が大きすぎて萎縮してうまくいかず。うまのすけざむらいは一生懸命繊細なピアノを奏でていた)

昨日みた平常さんの人形劇「ロミオとジュリエット」の話をしたり、最近のあれこれを話したり、うまのすけざむらいが創作のキャラクターをつくって演出した「かくれんぼ企画」の話をきいたりした。

うまのすけざむらいは同学年の同い年で、学生のときこういうふうに話せる人はいなかったので

友達がいたら、もしくは恋人がいたら、こんな感じなのかなとも思う。

一緒にいると、なんだかじぶんがまともな人間であるかのように思えてくる。
(ふつうに話せるじゃん、みたいな?)

それにしても、一向に誕生日というそぶりをみせないので、つい「きょうは なんのひ でしょう?」というセリフを言ってしまった。

せかしてるみたい😓
(ワタシ コンナヤツ ダッタッケ)

そしたら、「えっ…きょう?まって…なんのひかなあ…」

ほんとに、何もわかってないようす…。

「この間は、ハグの日だったけど…」

(⚠︎うまのすけざむらいが「逃げ恥」が好き
だというので観て、ドラマでは火曜日=ハグの日だったから、火曜日に「きょうは なんのひ でしょう?」とLINEしていたのでした。かわいいLINEを送ったと思ってたけど、何の日かわからなくてびびらせてしまっていたもよう…)

さすがに悲しくなって(豆もってくるべきだった)
「今日は 特別な日かも」って言ったら

座席の下から花束をとりだすうまのすけざむらい。

オレンジローズ🌞
赤やピンクや白より、ゆずっぽい。

「幸多かれ」という花ことばも教えてくれた。

花束をもったわたしの写真を撮ってくれようとしたけど、花束をもってにっこりほほえむ、なんてかわいらしい役ができるはずもなく

「ぎこちない、ギコチナイ…」と言われ

もう一度撮ってくれようとしたけどやっぱり

「ぎこちないよ…」と言われてしまった。

いつもいい写真が撮れたときは送ってくれるのに、送ってくれなかったから

相当、ヘンな顔をしていたのだろうか🌀

なぜ誕生日忘れてるフリをしてたのか謎なまま

ロマンスの隙間もなく

おわかれした。


PS 演劇は「関係性の芸術」だって言ってたけど、これが演劇なら、どんな関係性の芸術が生まれるのだろうか。


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