書跡

幻想的で複雑なものに憧れます。そういう表現をできる人の世界に近づきたいです

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幻想的で複雑なものに憧れます。そういう表現をできる人の世界に近づきたいです

最近の記事

有名な短歌をまとめた本を読んだ 短歌おもろいかも

    • 気の迷い

      動かないものは、築き上げることで未知の世界に連れて行ってくれそうな希望を与えてくれる。だから動かないものを溜め込む。動くものは積み上がることはないから、瞬時の満足にしかならないと思う。自分の道を作ってくれれるのは動かないものだけだ。 それでも、動くものが毎日の無駄をやり過ごすために役立っているのはわかる。自分の究極の目的に繋がっていなくても、動くものによって心の平衡が保たれているだろうと思う。でもそれが何だというのか?心の平衡を失って取り返しがつかなくなったことは幸いまだな

      • [詩]不動のもの

        動的なものを片付けるために、観念的で、不動のものを蒐集するということをいつもしている。生活を進めるのに必要なのは動的なものを片付けることだから、この方法で物事がうまくいったことはおそらくない。でも、不動のものには寄りかかることができる。物事がうまくいかなくとも、不動のものの意味とは無関係だ。 不動のものが「人生が豊かになる」「存在そのものに意味がある」とは言いたくない。それ以上の理解が背後にないような気がしてくるので。 あと、寄りかかるものを増やすことで、あらゆる動的なも

        • 【詩?】歌を作るとき

          歌は孤独なものではないけど、歌を作ることは孤独だ。 歌は孤独なものではない。人間と違って、一つの歌は無限の人の時間に共存できる。歌が自分の口を離れて自由に人びとの想像を尋ねているのを見ると、頼もしくなる。しかし、そういう歌を作ることはあまりにも孤独な作業だ。 優れた歌を歌う人たちは、防壁の中で歌をつくっている。自分が最も心打たれた歌で自分を囲み、それが世界のすべてだと信じて歌の原型を心の中に育てていく。それは現実でありながら夢と同じくらい繊細だから、平凡な人の歌はすぐに壊

          テスト Twitterみたいな機能かな?

          テスト Twitterみたいな機能かな?

          【詩】花と音楽

          花は、人間たちよりも早く消えていく 見ているものにとっては、それは規則に従った繰り返しだ でも、花一つ一つにとっては違う 花を構成するものとか、それらを通して私が得る感情とか、そういうものは何度も経験した でも、花にとっては現在のすぐ先に終わりがある 飾りを心から、自分のために求めるのは永遠でないものだけだ 生きているなら、短いものほど飾りたくなる 人間もそういうことをするけど、自分の生涯が冗長だと感じたものはやめてしまった それでも、短命なものの美しさを讃えることはずっと

          【詩】花と音楽

          【詩】永遠のひと区切りとして

          永遠みたいな雪を溶かしてくれる朝が待ち遠しい 時計は 始まりも終わりも忘れさせてくれるけど 気持ちが不自由だと錯覚するのは、 始まりも終わりもなければ 何もできないからじゃないのか 記憶と未来に目を凝らすほど、 ここは出口のない部屋だ 生み出しては解体する 目覚めては眠りにつく 背の高い緑は防壁 身軽にすり抜けてくる光の群れは、 天井のない檻から 私を引き上げる天使だと思った 陳腐な予想外を降らす雨は皮肉屋 前も後ろも等しく進む季節と同じで、 私の思いも巡るだけのもの

          【詩】永遠のひと区切りとして

          【はじめてのnote】自己紹介

          はじめまして。書いたものを発信する場所が欲しくなり、noteに投稿していくことにしました。 名前は書跡(かきあと)とよみます。散文詩や音楽に音楽に触れるのが好きです。 超自然的な体験の表現や、高い技術で寝られた複雑な言葉が好きです。作品 を通じて、自分の内面を表現できたらいいなと思っています。 好きなもの複雑なメタファーや婉曲的な感情描写で書かれた文章 幻想的なイメージ(山尾裕子、ボルヘスなど) 心の中で起こっていることを自ら概念にしたような表現 古風な言葉遣い 1人で

          【はじめてのnote】自己紹介