気の迷い
動かないものは、築き上げることで未知の世界に連れて行ってくれそうな希望を与えてくれる。だから動かないものを溜め込む。動くものは積み上がることはないから、瞬時の満足にしかならないと思う。自分の道を作ってくれれるのは動かないものだけだ。
それでも、動くものが毎日の無駄をやり過ごすために役立っているのはわかる。自分の究極の目的に繋がっていなくても、動くものによって心の平衡が保たれているだろうと思う。でもそれが何だというのか?心の平衡を失って取り返しがつかなくなったことは幸いまだない。
今自分がしているのは、心に気を遣ってやっているのではなく、不要なものを捨てられていないただの怠慢じゃないのか?
満たされたような幻覚が、固執することから逃がそうとしているんじゃないのか?