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【令和版】日本全国方言カルタを作りたい!


こんにちは、うがいまさみです。
今年の初めに作りました【デモ版】日本全国方言カルタが
お陰さまで大変好評でした。

お手に取ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

デモ版カルタの製作・配布・公開・フィードバックを経て
いよいよ、正式な方言カルタを作りたいと思います!

このカルタを作りたい理由

最初に私が方言カルタを作ろうと思ったきっかけは
「日本語にはたくさんの方言があるし、
日本人はそれを無意識的に理解している。
けれど、日本語を勉強している外国人の方は
そのことをあまり知らないのではないか?」
と思ったからです。

せっかく日本語学習者さんが、
何時間も努力して日本語を勉強してきても
日本に来たとたん、話が聞き取れなくて
ショックを受けることがあります。

日本人同士だって、分からない方言はありますよね??

特に、地方で働く技能実習生さんには
切実な問題になることもあると聞きます。

けれど、もし日本の来る前に
「日本語って、実はひとつじゃない」
とわかっていれば、前もって誰かに聞いていたり
自分でYoutubeなどを見て、勉強することだって
できるかもしれません。

もちろん、私は誰にも方言を強制するつもりはありません。
でも、自分がその地域の方言が話せなくても、
相手が言っていることが分かれば
それだけでコミュニケーションが
とりやすくなると思いませんか?

令和版の方言カルタの募集条件:「リアルであること」

各地域の方言カルタには、伝統的な言葉や
失くしたくない貴重な方言が、たくさん詰まっていると思います。
これはこれで、本当に大切なものです。

しかし、私が作ろうとしているカルタはちょっと違います。
目指すのは今使われている、「リアルな方言」です。

例えば、津軽弁で”えんつこ”という単語がありますが、
これは「赤ちゃんを入れておく、大きなカゴ」で
いわゆる「ゆりかご」を指す言葉です。
でも、今はゆりかごよりも「ベビーベット」とか「ベビーチェア」
「バウンサー」のほうがなじみがありますよね?

「えんつこさ おぼこ、えんがわさ ばさま」
(えんつこに赤ちゃん、縁側におばあちゃん)
という読み札がありました

それよりも、「まいね!(ダメ)」のほうが、
日常的に使う言葉だと思うので、
私なら青森へ行く学習者さんに
「まいね」のほうを教えたい…

こんなふうに、伝統的な方言よりも
今使われている方言を47都道府県分
集めてみたいのです。

皆さんが今使っているリアルな方言はなんですか?

まずは日本語教育関連の皆様へ

なにはさておき、読み札を集めるところから始まります。
まず、第1ステージとして読み札の募集をしたいと思いますが
最初は、日本語教育関連の方限定で募集いたします。
(ボランティアの方も参加OKです)

理由は
日々学習者さんと接している先生方が
どんな方言を選んでくるのか、見てみたいから。

私たち日本語教師は、「生きている今の言葉」を
日々学習者さんに教えています。
そんな言葉に敏感な私たちが選ぶ
「生きている方言」は、単に方言話者同士の
「あるあるネタ」だけではなく
日本語学習者さんにとっても、
意味のある言葉になるのではないでしょうか

日本語教育関連の皆様、よろしくお願いします

(機会があれば、日本語教育以外の方にも
お聞きしたいと考えています。)

詳細は明日、Noteで告知致します。
日本全国からどんな方言たちが集まってくるのか、
わくわくしながらお待ちしております(*^^*)

▼応募フォーム・詳細はコチラ▼

それでは、また


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