私のクラス運営
クラスの柱
その先生によって、クラスをどうやって運営していくかはそれこそ十人十色で、いろんな方法があるかと思います。
特に、運動会や音楽会に向けてクラス一丸になって努力させることができる先生方はすごいなぁと思いつつ、どこかで「気持ち悪」って思ってしまっている自分がいます。
だって、本当に全員が同じ目標で動く事ってできますか。
職員室ひとつとってみても、必ずしも一丸ではありませんよね?
それこそ、いろんな考えの先生方がいて、それぞれのクラス運営をされているかと思います。
それなのに、自分のクラスは一丸になって行事に取り組んでいますって、ドヤ顔でくる先生は正直苦手です。
では、私のクラスは何を柱にしているかというと学習です。
「授業」ではなく「学習」です。
まず、なぜ学習に重きを置くのか?
クラスを安定させるノウハウはいくつもあるかと思いますが、私が考えるクラスを安定させる方法は、一にも二にも基礎の定着です。
まだまだ短い教員経験ですが、その中で見えてきたものの一つは、「勉強ができない」は子どもにとって最大のストレス、だという事です。
できなくなってしまった子どもたちは、
分からない→できない→聞かない→つまらない→話だす→荒れる
といったプロセスを踏むように思います。
ですので、私のクラスでは「読み書き計算」に重きを置き、基礎的な力を定着させるようにしています。
実際そうすることで、市の学力状況調査では毎年、他クラスよりも算数で10〜20点、国語で10点ほど平均点が高く出ています。
やっている事は主に三つです。
週3回充てられている、十五分の朝学習では古文の音読からの100マスや100問計算をし、毎週一回漢字の100問テストをしています。
詳細はまた書こうと思います。
それほど特別な事はしていません。
このルーチンをこなすようになってからの7年間、受け持ったクラスで大きなトラブルは起きなくなっています。
対話的で深い学びとはいうけれど
実際基礎力がないのに、対話はできないし深い学びになるわけはないと考えています。
ですので、恥ずかしながら私の授業はお世辞にも上手とは言えませんが、まず授業で単元の最初のほうは、基礎力の定着に努めます。
それから、チームでの対話や自主的な深める作業に入りますが、それとて単元の時数によります。
単元によって、対話的にできるもの、自主的に深められるものがある亜kと思います。
その単元以外は、ひたすら基礎力定着に努めています。
そうする事で、知識が定着して対話ができたり深めることができると考えていますし、実際子供達はそのように学んでくれています。
子どもにとっての最大のストレスを軽減することができる、クラス運営の最重要課題と考える所以でした。
次回は、行っている朝学習や漢字テストについて書きたいと思います。
また、よろしくお願いいたします。
最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。