ドラゴンを求めて〜ブルース・リー展に感動した2日目〜
朝から郊外・沙田方面に向かった。
ついに、この旅のメインイベント「沙田の博物館で開催中のブルースリー展に行く」ことを成し遂げに!
早く観たいという思いから、その足取りは軽い、軽い。カタカタと歯車の音がダイレクトにする香港の高速エスカレーターがより、頼もしい。
沙田駅で降りず、なぜかその前の大囲駅で降りた。お腹がすいたので朝ごはんを食べに駅近をうろうろしていると「幸運氷室」という良さげな名前のお店が目に入ったので、迷わずドアを開けた。地元の人ばかり。
糖質のことは旅行中は考えないようにしている。店員のおじさんも気さくでレビューに書き込みたいくらい良かった。
15分ほど歩いた。閑静な郊外のニュータウンの沙田の居心地が良すぎる。住みたい。
アニタといえば、ディズニープラスに入会して観た、アニタの映画が凄く良かった。まさに香港版ボヘミアンラプソディ。美化されまくった元カレ・近藤真彦役はマッチというより、野口五郎。
アニタといい、中森明菜といい、全盛期のマッチがモテモテすぎて、どんなものかと彼の過去曲を聴いてみたら少しハマってしまった。山下達郎が作曲した「永遠に秘密さ」なんてずっと聴いている。マッチの下手くそな歌声がタツロー流の美しいメロディラインの予定調和を強引に崩していく感じがむしろ、良い。
話が脱線!
博物館内は広すぎて、自分が小さくなったように感じるほど。
エスカレーターを上がると、ブルース・リー展にたどり着いた。
中は撮影禁止。だけど、何周もしまくって、完璧に展示内容を記憶しました。衣装はもちろん、家族写真、手作りのパンチングマシン、友人や家族に宛てた沢山の手紙(筆豆!)などなど盛りだくさん。
中には、学生時代のテストの成績表まで。2点とか赤点科目もいくつかあって、成績は良いと言えないのだけど、倫理や社会系科目は超高得点で笑ってしまった。さすがすぎる。
もう一度行きたいなぁ。
もう一つのブルース像を観に、尖沙咀に向かった。
ランチしにある場所に向かった。
入り口からするスパイシーな香りと熱気。活気のある1階と比べて、2階に行くと静かで少し怖かった。大好きなカレーを食べに来ました。
カオスな1階にある比較的有名店。でも迷子になって、他の店の優しい従業員に店まで案内してもらった。レストランが多すぎて、訳わからなくなるビルだけど、チョンキンマンションでのグルメツアーなんてやったら、結構楽しそうだ。
このビルのすぐ近くにあのマクドナルドを見つけてしまいました。
初めてマクドナルドで感動した。
その後は香港島へ。
そして、念願のミッドレベルズエスカレーターに乗った。
上がれるだけ上がったときに、下がるときは徒歩だということを知った。坂がキツい!
夜ご飯は沾仔記でエビワンタン麺。さっぱりとしたスープにゴムみたいな麺が美味しかった。
この後は台湾のクラフトビールのお店にふらりと入り、尖沙咀に戻り、夜景を見た。
香港映画界に貢献したスターたちの名前や手形が彫られている、アベニュー・オブ・スターズ。この国(街)にとって、表現の自由のもと、いかに映画が大切にされてきた産業だったのか、身に染みて分かる場所だった。
トニー・レオン先生の手形を発見!
ほろ酔いでホテルまで帰ります。
香港映画ツアーデーともいえるかなり詰め込んだ1日。スマホの歩数計を見たら、4万歩以上だった。
たくさん歩いては気分で休んだり。
これも、一人旅だからこそできること…だと改めて思う。