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もう「AIを入れるか」で迷う時代は終わった!~今、選ぶべきAIツールとは~
みなさん、AIツールって使ってますか?
私は経営企画の仕事で日々活用していますが、最近は「AIを入れるか入れないか」じゃなくて、「どのAIを使うか」を考える時代になってきましたよね。
すごいんです、このAIの進化
2022年11月にChatGPTが登場してから、AIの世界は凄まじい勢いで進化しています。
なんとChatGPTは、リリースからたった5日で100万人のユーザーを獲得。2ヶ月後には1億人に到達して、今では月間37億人が使っているんです。
こんな爆発的な普及って、スマートフォンやインターネットの時でも見たことがないレベル。
実際、企業の72%がすでにAIを導入していて、導入した企業では業務コストが30%も削減できているそうです。
今、AIはキャズムを超えつつある
キャズム理論って知っていますか?
新しい技術が、イノベーターやアーリーアダプターの「初期市場」から、一般の人たちが使う「メインストリーム市場」に移行する際に越えなければいけない深い溝のことです。
AIは今まさにこの溝を超えようとしています。
いや、もう超えたと言っても良いかもしれません。
2030年には市場規模が現在の20倍になるという予測もあって、
もはや「乗り遅れるわけにはいかない」というのが正直なところです。
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従来、AIと言えば情報システム部門(20.5%)が中心という印象でしたが、実はそれ以外の部門でも着実に活用が進んでいます。
経営企画(17.5%)、人事(16.2%)、経営幹部(12.4%)といった管理部門での活用も進んでいますが、その他の業務部門が33.5%と、全体の3分の1を占めています。
この「その他部門」には、営業、製造、財務経理といった実務部門が含まれています。
つまり、AIの活用は特定の専門部署だけでなく、企業全体に広がりつつあるのです。この変化の背景には、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場が大きく影響していると考えられます。
これまでのAIは専門知識がないと使いこなせないものでしたが、今では誰でも簡単に活用できるツールとして進化しています。
もはやAIは「IT部門の専売特許」ではありません。すべての部門で日常的に活用できるツールとして、着実に企業全体に浸透し始めているのです。
主要なAIツール、それぞれの特徴は?
私が実際に使っているPerplexity AIを中心に、主要なツールを比較してみましょう。
ChatGPT Plus
開発:OpenAI
料金:月額20ドル
特徴:GPT-4による高精度な文章生成、DALL-E 3による画像生成
強み:汎用性の高さ、プラグインによる機能拡張性
制限:3時間で50回の利用制限
Claude 3.5 Sonnet
開発:Anthropic
料金:月額20ドル(年間契約で月額18ドル)
特徴:200Kトークンの長文処理、高度な分析力
強み:学術・専門分野での高い精度、倫理的な判断
制限:利用回数制限あり
Gemini Advanced
開発:Google
料金:月額20ドル
特徴:マルチモーダル機能(画像・音声・テキストの統合処理)
強み:Google製品との連携、2TBストレージ付属
制限:18歳以上限定
Microsoft Copilot Pro
開発:Microsoft
料金:月額30ドル
特徴:Office製品との完璧な統合
強み:ビジネス文書作成、チーム協業機能
制限:Microsoft 365ライセンスが必要
Perplexity AI Pro
開発:Perplexity
料金:年額200ドル(月払い20ドル)
特徴:複数AIモデルの統合、リアルタイム情報検索
強み:最新情報へのアクセス、学術論文検索機能
制限:1回の回答が2000文字まで
シーン別のおすすめツールってなんだろう?
ビジネス利用の場合
日常的なビジネス文書作成やプレゼン資料作成が中心なら、Microsoft Copilot Proがベストな選択です。Office製品との完璧な連携により、業務効率が大幅に向上します。一方、市場分析や戦略立案が主な業務なら、最新情報へのアクセスと複数AIの利用が可能なPerplexity AI Proが効果的です。一般的な業務全般では、安定した性能を持つChatGPT Plusが使いやすいでしょう。
研究・学術分野での活用
論文調査や学術研究では、リアルタイムな情報アクセスと豊富な情報ソースを提供するPerplexity AI Proが最適です。高度な分析や推論が必要な場合は、Claude Proの優れた文脈理解力と分析能力が役立ちます。大量のデータ処理が必要な場合は、Google製品との連携が強みのGemini Advancedが効果的です。
クリエイティブ作業での活用
画像生成やビジュアル制作には、DALL-E 3を搭載したChatGPT Plusが優れています。プレゼンテーション資料の作成では、Microsoft Copilot Proのデザイン支援機能が便利です。コンテンツ制作全般では、高度な文章生成能力を持つClaude Proが質の高い成果物を提供できます。
私のおすすめはPerplexity AI Pro!経営企画の強い味方です
実は私、いろいろなAIツールを試した結果、Perplexity AI Proを年契約で使うことにしました。経営企画の仕事をしている身として、このツールは本当に心強い味方になっています。
なぜPerplexity AIを選んだのか?
最大の決め手は「情報の確かさ」です。市場分析やトレンド調査をする際、最新の情報にアクセスできるのはもちろん、その情報源まできちんと示してくれます。つまり、「どこからその情報を得たのか」が明確なんです。経営企画の資料作りには、この「裏付けのある情報」が命です。また、複数のAIモデル(GPT-4やClaude 3など)を使い分けられるのも魅力的。案件や目的によって最適なAIを選べるので、まるで複数のAIツールを契約しているような感覚です。
実際の使用感は?
たとえば、こんな使い方ができます:
市場規模やトレンドの最新データを収集
競合他社の動向分析
新規事業の可能性調査
経営戦略立案のための情報収集
ただし、正直に言うと気になる点もあります:
1回の回答が2000文字までという制限
コードを書いてもらう際は分割が必要
コードの実行結果を並べて表示できない
でも、経営企画の業務という観点では、これらの制限はあまり問題になりません。それよりも、信頼性の高い最新情報にアクセスできる価値の方が圧倒的に大きいと感じています。年間200ドル(月換算で約20ドル)という料金も、得られる価値を考えれば十分にペイできていると実感しています。特に、経営企画や市場分析、戦略立案に携わる方には、自信を持っておすすめできるAIツールです。
まとめ
AIツールの選び方で大事なのは、自分の仕事にどう活かせるかということ。
私の場合は、経営企画の仕事で最新情報が必要なので、Perplexity AIを選びました。
ただ、これからAIはどんどん進化していくので、新しい機能や使い方にも注目していきたいと思います。
みなさんも、自分の仕事に合ったAIツールを見つけてみてはいかがでしょうか?