見出し画像

経営企画マンのAI活用術 - 仕事が変わる、未来が変わる

私は、食品メーカーで経営企画・営業企画を担当しています。 日々、得意先や営業担当とのやり取り、経営陣とのディスカッション、売上や市場のデータ分析...。毎日が新しい課題との戦いです。 そんな私の強力な味方になっているのが、AIツール。 最初は「ちょっと試してみるか」くらいの軽い気持ちで使い始めたんですが、今では業務になくてはならない存在です。特に、コードの作成や企画書の作成、データ分析など、時間のかかる作業の効率が格段に上がりました。 今日は、私のAI活用術について、具体的な活用シーンや工夫していることをお話ししていきます。

私のAI活用シーン

毎日の業務で、こんな感じでAIを使っています:

プログラミング支援

PythonやJavaScriptのコードを書くとき、「こういう結果が欲しいんだけど」って伝えると、かなり的確なコードを提案してくれるんですよね。例えば、「Excelファイルから特定の列のデータを抽出して、グラフ化したい」とか、「Webサイトから商品情報を取得して、CSVに出力したい」といった要望に対して、すぐにコードを提案してくれます。
特に便利なのが、エラー対応です。エラーメッセージをそのまま投げると、原因と解決策を提案してくれるので、デバッグの時間がかなり短縮できています。

業務効率化

Excelやスプレッドシートのマクロも、AIに相談しながら作っています。最近だと、「営業担当のアタックリストを、当社が使いやすい提携フォーマットに修正する」というマクロを作りました。4000件近いデータの修正になるので、手作業だと何時間もかかる作業が、ボタン1つで完了するようになりました。
文書作成も、AIと一緒に進めています。企画書や提案書の原案を作ってもらって、それを叩き台にブラッシュアップしていく感じです。特に、販促資料を作るときは、アイデアの壁打ち相手として重宝しています。

データ分析のサポート

最近特に力を入れているのが、データ分析分野でのAI活用です。例えば、売上データの傾向分析や、顧客セグメント分析なんかも、AIに相談しながら進めています。「この数値の相関関係を見たいんだけど、どんなグラフが適切?」とか、「この分析結果からどんなインサイトが得られそう?」といった質問にも、的確なアドバイスをくれます。さらに、こちらが収集した分析データを共有し、別の観点からの意見などを参考にすることもあります。

AIとの上手な付き合い方

基礎知識の重要性

でも、ただAIに「なんとかして」って丸投げしても、うまくいかないんですよね。
例えば、Webスクレイピングのコードを書くときは、HTMLの構造やXPathについて基本的な理解が必要です。「このサイトから〇〇の情報を取りたい」って言っても、どの要素を指定すればいいのか分からないと、AIの提案を活かせません。
マクロ作成も、そもそもマクロって何?どんなときに使えるの?っていう基礎知識があると、より効果的に活用できます。「こういう自動化がしたい」って具体的にイメージできることが大切です。

コミュニケーションの工夫

AIとのやり取りで大切なのは、具体的な指示を出すことです。例えば、「レポートを作って」じゃなくて、「先月の売上データを使って、商品カテゴリー別の売上推移と、前年同月比の変化が分かるレポートを作って」という感じです。
また、AIの提案に対して「ここをもう少し詳しく」とか「別の観点からも考えて」といった形で対話を重ねていくと、より良い結果が得られます。

これからのビジネススキル

明治時代以降、特に戦後の高度経済成長期には、仕事の生産性が爆発的に上がりましたよね。今、AIの登場で、また同じくらいの大きな変化が起きそうな予感がします。
私が特に感じているのは、「プロンプトエンジニアリング」の重要性です。つまり、AIに対して適切な指示を出す能力です。技術的なスキルも大切ですが、それ以上に「何を実現したいか」を明確に言語化できる能力が求められています。

未来の展望

将来的には、AIが提案してきた選択肢から人間が選ぶような時代になるかもしれません。さらには、AIが自動で判断して実行するようになるかも。
でも、そこまでの道のりで大切なのは、AIをうまく使いこなすスキルを磨きながら、人間にしかできない判断や創造性を発揮していくことなんじゃないかなって思います。
例えば、データから読み取れる傾向を基に、新しい商品企画を考えたり、顧客の潜在的なニーズを予測したり。そういった創造的な仕事は、まだまだ人間の領域だと感じています。

最後に

AIは確かに強力なツールですが、それを使いこなすのは結局のところ私たち人間です。基礎知識を身につけ、明確な目的意識を持って活用することで、AIは私たちの強力なパートナーになってくれると信じています。
みなさんは、どんな風にAIを活用していますか?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?