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【セラミドvs NMF】1週間使用実験

美容に詳しい人は気になっちゃう問題。
本当に肌に良いのはセラミドなのか、NMFなのか?
スキンチェッカーを使って1週間の実証実験してみた。

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はじめに

セラミドとNMF(天然保湿因子)についてざっくり説明すると、
どちらも肌の表皮、角層に存在する保湿成分のこと。

表皮って0.2ミリくらいのビニールみたいな薄〜い膜で、
ビタミンなどをのぞいてほとんどすべての化粧品の成分は、
角層より下の層には浸透しない。
だから手持ち化粧品の有効成分欄をよく見てみれば、
小さな文字で ※角質層まで と書いてある。

僕たちはこの0.2ミリを保湿するために必死に頑張っている。
いやだからこそ、角層で働くセラミド・NMFという成分は超重要。

この2つが重要なのはわかったけど、
どんな化粧品に含まれているの?

僕の好きな松山油脂で言えば、
MマークシリーズはNMFの主成分であるアミノ酸を配合していて、
肌をうるおすシリーズではヒト型セラミドを配合している。

もっとわかりやすくプチプラ化粧品で言うと、
ミノンはアミノ酸配合化粧品、キュレルはセラミド配合化粧品だ。
他にも、ETVOSの化粧品はセラミドに力を入れていて、
韓国系化粧品はNMFを重要視している印象だ。

こんな風に、化粧品メーカーは保湿のキー成分として
セラミドとNMFどちらが優れているのか?
争っているようにも見える。

すると、結局セラミドとNMFどっち使えばいいの?という話に戻る。
僕はこの問題に対して答えを出したくて、
スキンチェッカーを使用して1週間の実証実験を行ってみた。

今回実験で使用したスキンチェッカー


【実験概要】━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-
まず何も塗らない状態で、
手の甲の「水分」「油分」「弾力」「肌年齢」を計測する。

次にセラミド・NMF化粧水を両手に塗り、
使用直後と一時間後の数値を計測する。

その後、1週間継続して両手に化粧水を使用し、
1日期間を空けてから何もつけない状態で再度計測を行う。

※スキンチェッカーの数値は揺らぎがあるため、3回計測して中央値を使用


【使用化粧水】━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━-━
<セラミド>松山油脂 肌を潤す保湿浸透水
<NMF>松山油脂 アミノ酸浸透ジェル


実験に使用した化粧水
何もつけない状態で計測

*何もつけない状態
「水分:38」「油分:54」「弾力:27」「肌年齢:28」

何もつけない状態で計測。
※ちなみに普段から手には何もつけていない(ハンドクリームも不使用)

*塗った直後の状態
<アミノ酸浸透ジェル(NMF)>
「水分:65」「油分:61」「弾力:19」「肌年齢:24」
<肌を潤す保湿浸透水(セラミド)>
「水分:56」「油分:59」「弾力:20」「肌年齢:25」
塗った直後は当たり前だけど水分量が跳ね上がるし、肌年齢も下がる。

*1時間後の状態
<アミノ酸浸透ジェル(NMF)>
「水分:45」「油分:55」「弾力:30」「肌年齢:27」
<肌を潤す保湿浸透水(セラミド)>
「水分:44」「油分:56」「弾力:28」「肌年齢:26」
1時間経つと水分量は著しく低下した。
でも触るとどちらもしっとりしている。

*1週間後の状態
1週間使用を続け、1日空けて何も塗らない状態で再計測。
<左手(NMFを使い続けた)>
「水分:43」「油分:58」「弾力:27」「肌年齢:26」
<右手(セラミドを使い続けた)>
「水分:41」「油分:56」「弾力:28」「肌年齢:27」

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まとめ


NMFとセラミドを1週間使用し続けた結果、
どちらも実験前より水分量が上がり、肌年齢は下がった。

写真ではわかりづらいが、NMFの使用を続けた左手の方が、
若干乾燥による小皺が目立たなくなっている。

とはいえ、そこまで目に見えるような差はなく、
NMF・セラミドはどちらも肌に良いという結果をもたらした。

もちろん化粧水に含まれるセラミド・NMF以外の
成分の影響もあるので一概には言えない。
なので、ここからは個人の感想です。

*セラミドは塗布すると純粋に肌に水分を溜め込む感じ。
 時間が経つと次第に乾燥していく。
 使い続けるとしっとり感が出る。

*NMF(アミノ酸)は塗布すると肌に栄養を与える感じ。
 セラミドより乾燥が早い。
 使い続けるとハリ・ツヤ感が出る。

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