AC(アダルトチルドレン)の恋愛
こんにちは。たくまです。先日の自己紹介から少し時間が経ってしましましたね。
これからは主に恋愛・人間関係にまつわる心理学のコラム的文章を不定期で投稿していこうと考えています。
その他、その時の状況に応じた人間関係の構築方法や生きやすくしていくにはどうすればいいのか?や思考やマインドに関しても書いていきますね。
自身の実体験や延べ500人以上をカウンセリングしてきたことから見えてきたことなどがベースになります。
依存とは
さて、今日のテーマは"依存"についてです。
そもそも依存とはなにか。先にこれを一緒に見ていくとしましょう。
心理的依存のメカニズム
ここで取り上げるのは「心理的依存」になります。
イメージしやすいのが恋愛や結婚というパートナーとの関係性の中で発生する依存ですね。
あなたの周りにはいませんか?"どうしてあんな良い人があんなにひどい人と付き合っているのだろう"という人が。
あれが代表的な心理的依存です。
なぜあのような状況に陥るのか、それは多くの場合自身の幼少期の環境や主に母子との関係性、、、具体的にいうと愛情の不足によって引き起こされています。
端的にいえば愛情が不足しており、その代償として恋愛やドラッグ、酒やタバコ、ギャンブルに逃げるのです。
埋められなかったなのかを埋めるために代償行為によって一時の快感を得て、脳からドーパミンを分泌させ、満たす行為です。
依存も多々ありますが、今日はその中でもAC(アダルトチルドレン)について話していこうと思います。
私が心理学を学んでいた10年以上前よりもACは一般的な言葉になっていますが、これは臨床領域で認められたものではなく、あくまで「自身のあやふやな状態がどこかに所属するための言葉」です。
従って精神科・心療内科にて診断名として付くことはありません。
そのACになりやすい体質および、家庭環境が起因することで精神疾患を引き起こすことは考えられますけどね。
AC(アダルトチルドレン)の恋愛
アダルトチルドレンの例無い傾向として、今日のテーマである依存が現れやすくその根底には”何か”を恋愛という二者の関係性によって埋めようとします。
幼少期から与えらえなかった父母からの愛、もしくは家庭そのものに安全場所がなかったなど、彼ら・彼女らの心理状態は常に空虚感・虚無感・焦燥感で満たされており、その感情がふとした時に押し寄せてくるのです。
従って恋人関係になったとしても、本来は大好きだし愛したいし愛されたいにもかかわらず、いつか振られるのではないか?という有りもしないことを怖がり、またはひどい見捨てられ不安に苛まれ、相手も自分自身も依存の渦にはまっていくことになります。
この場合、本来は”自分自身を自分で生きること”を探していき、本当の意味で精神的自立・自律を促していくことが最適なのですが、恋愛という第三者に必要とされることを追い求め、自身と向き合いことを後回しにしてしまいます。
AC(アダルトチルドレン)の依存とはどんなものがあるか
AC同士が結び付き、共依存関係に陥ることもたくさんありますが、多いパタンは一方的に依存をするケースです。
元々ACはアルコール依存症の夫とそれを支える妻の構図から出来上がった概念。
この関係はダメ夫と妻ですが、その関係自体を成り立たせている妻もまた、何かしら原因があるのじゃないか?という話です。
DVもそうですね。傍目に見て「なぜあんな人から逃げないのか」と感じるかもしれませんが、恐怖で逃げられない以外の要因として、その関係性に依存をしています。
僕が、私がいないとこの人はダメになるんじゃないか?という心境です。ざっと項目を挙げると
アルコール依存症、浮気性、DV、服従、束縛、監視・・・あなたのパートナーや好きな人とあなたの関係性はどうでしょうか?このような項目に当てはまるならば、あなた自身もまたACかもしれませんね。
AC(アダルトチルドレン)は悪いことなのか
最後にACは悪いことなのかについて個人的見解を書いておきますね。
結論から言うと悪いことではなりません。
あなたは家庭や父母の影響で、様々なことに敏感にならざるを得なかったのです。
自身を守るため、周りの方を守るための手段として、その重荷をすべて背負いこむしかなかった。
なので大きくなった今そこに対して苦しむわけですが、ACになること自体はその環境に適応するためのことですから自身を責める必要はありません。
それだけではなく、ACになった方は誰よりも魅力にあふれる人物になれる可能性があります。
人の感情の機微に聡いのですから端的に言えば誰よりも優しく人の気持ちに気づくことができ、その優しさは人の気持ちに安寧を与えることができます。
ゆえにその感情を都合よく利用する側の人間に捕まると不幸になってしまうものの、その対処法と思考の変え方をこれからも発信していきますね。
今日はここまでにします。
私の生い立ちをまとめましたので是非目を通してくださいね。