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ウマ娘を知り、そして競馬にハマっていった

Xのプロフィールにも書いてあるとおり、自分はウマ娘にハマり、そこから競馬というコンテンツにもどっぷり漬かる事になった者です。
色んな方がこのNoteにウマ娘の想いを書き記しているのを見て、ふと自分も書いてみようかと思い立ち、こうして筆を取りました。
まずは、何故そういう風になったかをざっと書き記していこうと思います。


ウマ娘を知る以前の競馬に対しての認識

現在アラフォーの自分が競馬というものを知ったキッカケですが、親父が文庫本で買っていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」だったと記憶しています。主人公の両さんこと両津勘吉がラジオを聞いて声を張り上げ、結果に一喜一憂するシーンが度々導入やオチに使われており、時には競馬予想をテーマにした話も有りました。それを読んでた子供の頃の自分の競馬への認識は「金儲けの手段の1つ」という程度のものでした。

そこから見る目が変わったのは週刊少年ジャンプで「みどりのマキバオー」の連載が始まってからです。
主役のマキバオーとライバルのカスケードやアマゴワクチンたちとの間で繰り広げられる熱い戦いにワクワクしたのを覚えています。
ただ、当時はまだ未成年でオッズや馬券の買い方、レースの格などはよくわからず、あくまでスポーツ作品の一環といった捉え方でした。

マキバオー連載終了後、競馬に触れる機会は無くなり、時たまニュースでハルウララやディープインパクト話題の馬の名前を聞く程度でしたが、それがどういう経緯でニュースになっていたかまでは全く知らない有様。
こんな自分がウマ娘によって本格的にのめり込んでいく事になるとは当時の自分は想いもしませんでした…。

ウマ娘というコンテンツを知った訳

今やすっかりメジャーな存在となり、「プロジェクト発表当初の冷たい反応が信じられない」と話題にされがちなウマ娘ですが、自分はその当時は全く興味が無い…というか知らない状態でした。

当時からェックしていた人ならもちろんご存じでしょうが、ウマ娘のプロジェクトはアプリはもちろん、コンテンツ自体の稼働まで長い事塩漬けにされており、その事が散々まとめサイトで冷やかされていました。
自分もそれで後から知った口で、「アイマスの声優陣を集めた競馬をモチーフにした新規アイドルコンテンツが発表された」という程度の認識だったと記憶しています。

当時はけものフレンズのアニメが大ブレイクした時期で、JRAとコラボしたミニアニメが作成された事が取りざたされて「こっちが本当のウマ娘だったんだなw」と皮肉られてたのを覚えています。
自分もアニメ・ゲームはそれなりに嗜んでいるのですが、たまにアナウンスされていた延期の件だけまとめサイトで知って「サクラダファミリア的な存在のキワモノコンテンツ」くらいの認識で止まっていました。

そんな興味関心ほぼ0の自分が何故ウマ娘に惹かれるようになったのか?
それはアプリリリースが間近に迫った2021年明けのこと。
自分は相変わらずウマ娘に関してのアンテナが働いておらず、前の年から2期アニメが放送開始していたことすら知りませんでした。そんな折、ふと、とあるまとめサイトで「榊原良子がウマ娘に出るとは…」という書き込みを見たのです。

ライトながらガノタでもある自分は榊原良子氏の偉大さは百も承知しており、「え、ウマ娘のアニメやってたの?」「というか、そんなベテラン声優呼ぶようなちゃんとした作品だったの?」と興味が出て、そこからちゃんとウマ娘というコンテンツの歩みを調べてみました。

すると2018年の時点で最初のTVシリーズアニメが制作・放送されており、プロジェクト発表当初の「量産型アイドルもの」という偏見を良い意味で裏切る熱いスポ根内容で、一部の視聴者から評価されていたことを知りました。
今思えば、アニメ1期の時ウマ娘の魅力に気付けていればジャパンカップの三冠馬対決をリアルタイムで見られたんだよな…と若干公開しています(笑)

さらにその後、オグリキャップを主役にしたコミカライズシンデレラグレイが連載開始し、完全にスポ根路線に舵を切った内容が好評を博していること、さらに2期アニメが2020年末に始まり、かねてから延期していたアプリも正式にリリースの目処が立った…といった事を後追いで慕った次第です。

そうして、2期アニメを見てみたのですが、これが本当に良く出来た作品でした。

世代のスターウマ娘・トウカイテイオー。
彼女のクラシック2冠の栄光を手にする活躍、そして迫りくる挫折の予感を丁寧に描いた構成に、1話から心を掴まれました。

そして物語の主役はトウカイテイオーだけではありません。
ライバルの名門メジロ家の重みを背負うメジロマックイーン、トレーナーの恩義に報いようとするミホノブルボン、己の走る意義に迷うライスシャワー、大場所で勝ち切れないナイスネイチャやツインターボらチーム・カノープスの面々、ダイタクヘリオスとメジロパーマーのズッ友爆逃げコンビ…これらの個性的な面々がそれぞれの想いを抱きながらレースに臨み、様々な物語を紡いでいく。
その展開に中弛みを感じる事も無く、最終話まで毎回楽しんで視聴させてもらいました。

余談ですが、自分はランニングを趣味にしており、それもウマ娘にハマる一因だったと思います。
作中のウマ娘たちのような「大きな大会を目指して真剣に競技に打ち込む」という経験こそないですが、それでも競う事を楽しんだり、怪我をして目標とした大会を走れず悲しんだりする彼女たちの気持ちにはどっぷりと感情移入してしまいました。

そして、これらが概ね史実を元にした物語であることも知り、そこから当時の事を調べ、競馬が持つ時に創作も超えるドラマ性に一気にハマっていきました。
さらに、アニメ放映の時期の最中に正式リリースされたアプリもダウンロードし、プレイしていく中でレースのグレード、出走ローテーションなど現実の競馬にリンクする要素も理解していき、競馬に対する解像度も上がっていったのです。

ウマ娘を知ってから変わったこと

こうして2期アニメからウマ娘にハマり、アプリも始め、自分は競馬に対して少しずつ知識を付けていきました。

3月末にアニメ放映終了後、そのまま4月に移ってクラシックレースが始まり、ウマ娘から競馬に入ったユーザーたちはエフフォーリアやソダシたちの活躍に魅了され、また一筋縄では三冠達成は出来ないという競馬の現実に一喜一憂することになったのですが、自分も御多分に漏れずその一人となったのです。
netkeibaで気になる馬をチェックするようになり、日曜は「みんなのKEIBA」を視聴する事がルーティンとなりました。

また、初めに書いたとおり、競馬が分からない頃に読んでいた「みどりのマキバオー」への感じ方も劇的に変わりました。
ある時、コンビニでマキバオーの廉価版が置いてあるのを見かけ、「ある程度競馬が分かってきた今読んだらどう感じるだろう?」と思い、買ったのですが、これがまためちゃくちゃ面白かったんです!
既に読んで内容も知っているのはずなのに、当時注釈で解説されていた名馬や専門用語の意味が分かってくると、「ああ、そういう意味だったのか…」とまるで違った作品を読んでるかのような新鮮さが有りました。
これは競馬を全く知らずとも楽しめるマキバオーという作品がいかに面白いかという証明でもありますね。

そして秋にはウマ娘を開発したCygamesの親会社であるサイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏の馬主参入というニュースが有り、そのまま彼の所有していく馬の動向も追いかけることになります。
春から競馬は見始めたものの、そこから活躍していた馬たちはデビューから追いかけていたわけでは有りません。
藤田社長の馬主参入をキッカケに、セール購入、そしてデビューから応援するという経験を初めてするわけですが、血統が良くてもポンポン勝てるわけでは無く、重賞に挑戦出来ず競争生活を終える馬もいる…そうした現実を改めて思い知りました。
そんな中で応援していく馬が勝利を手にすると格別に嬉しいもので、重賞以外のレースも見れるようにグリーンチャンネルに課金して平場のレースもチェックするようになったのです(笑)

こうしてウマ娘、そして競馬にハマることで自分の趣味がまた一つ増え、週末が楽しみになりました。そんな自分の人生を少しばかり充実させてくれたウマ娘や競馬に関して、これからもちょくちょくこうして雑感として書いていきたいと思います。

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