逆カルチャーショック
こんばんは。
しばらくお休みしていましたがぼちぼち再開したいと思います。
前に住んでいたところに戻ってきたといっても、やはり環境が変わるのは心身ともに疲れるんだな~と、このたびつくづく感じました。
最初はハイテンションになって片付けなどに没頭できたのですが、各種手続きやこどもの学校や夫の仕事や家のことや病院行ったり友人たちへの連絡などなど…やることがいろいろと押し寄せてきてついにはキャパオーバー。。
急に情報をシャットアウトしたくなってしまいました。
原因は引っ越しで燃え尽きたせいかと思ったのですが、もうひとつ、情報過多も大きな要因かもしれません。
これまでは、ドイツ語(しかもあまり理解できていない)の世界で暮らしていたので、こちらから必要な情報を取りにいかないといけませんでした。
英語やドイツ語で情報を得るのはそれはそれで大変だったのですが、必要最低限の情報でもなんとか生きてこれましたし、現地の友人とのかかわりやTwitter・noteのなかのみなさんにも癒しをもらいつつ楽しく生活していました。
ところが、日本に帰ってきたとたんどこにいっても日本語が目や耳に飛び込んできます。当たり前なのですが…。
急に自分の周りが情報であふれ出した感じでした。
といっても、分からなかった英語が急にわかるようになって目の前が開けた!という明るい感じでは全くなく、部屋いっぱいにたくさんの日本語新聞をどば~っと敷き詰められたような、正直ちょっとうんざりするような感じでした。。
それに日本語だと、声の抑揚や言葉のチョイスからその人の気分がわかってしまうのもあり、日常のコミュニケーションのなかでもちょっとしたことにいちいち反応してしまうのがかなりしんどかったです。
日本人のくせに、前にもここで生活していたくせに、と自分でも思いましたが「生きづらい」ってこのことか…と思うほどでした。以前日本にいたときには感じたことがなかったので本当に不思議なのですが。。
そこで対処法として、まずできるだけ情報を限定しようと一旦ネットから離れて家事に集中していました。
それから約一か月。
生活リズムも整いつつあります。たぶん。(荷物はまだ片付かないですが…笑)
休日には庭仕事をしたりBBQしたりDIYしたりするくらいには、気持ちにゆとりができてきたと思います。
日本→ドイツのときも会社は引っ越し・手続きにほぼノータッチだったので自分たちでセットアップしたのですが、いまほど気分の浮き沈みはなかったように思います。
日本に帰ってきたはずなのに逆にカルチャーショックだな…と思いました。
【逆カルチャーショック】
異国生活にすっかり馴染んでしまって、母国の文化や環境に強い違和感や心理的衝撃を受けること、を意味する語。
(引用:Weblio辞書)
調べてみたらほんとうにこんな言葉があったのですね笑
恥ずかしながら今回初めて知りました。
帰国してからは細かい文化の違いなど改めて気づかされたことも多く、その都度ドイツや日本のいいところ苦手なところを比較して疲れてしまうこともありましたし、日本にいなかった間の日本の変化についていけてない感を感じて落ち込むこともありましたが、今回気分が落ち込んだ原因は総じて「情報過多」かなと思います。
自称HSPのわたしにとって、情報が勝手に飛び込んでくる日本よりも、必要最低限の情報を自分が必要なときに取りにいくくらいの世界の方が気楽に過ごせたのかもしれません。
じゃあ海外に住めば?というほど簡単にいくものではないし、実際言葉が不自由なことで怖い思いもしましたし、一概に海外がいい、海外に住みたいとは言い切れませんが。。
これからの日本での過ごし方を模索しつつ、すこしでも日々の生活を家族で楽しんでいきたい…というのが今後のざっくりとした課題です。
つきましてはもうちょっとの間、自分の機嫌をとりながらゆったり過ごしたいと思います。
…という近況報告でした!
(28/31)