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映画「メタモルフォーゼの縁側」感想※ネタバレあり

好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜

展開のネタバレ含むと思いますので、まだ観てない方はお気をつけください。



自分語りから入っちゃうんですが、僕は普段音楽を作ることをメインに創作活動していまして
現在製作中の曲が難航していて、何かインプットしようと思って映画を色々漁っていた所にこの映画に遭遇しました
内容とか全く知らないまま、サムネイルから感じるほんわかした雰囲気に誘われて観たのに、まさに今僕に必要な映画だった気がして運命を感じる作品でした。

僕はマイペース過ぎてメロディや歌詞が降ってこないと書けない怠惰でどうしようもない奴でして…
趣味ならまだしもお仕事にしたいと思ってるのにこの体たらくでこれが理由の一つで恋人にフラれたこともあったりして。

そんなダメな自分はやっぱり変えたいし変わりたいって
常日頃から思っていて、それでもなかなか変えられないのが正直しんどくて
そこがまたこの映画の主人公と少し重なるんですが

主人公のうららさんはBLが好きなことを恥ずかしいと思ってしまう事がコンプレックスで、頑張って作った同人誌を即売会で頒布する事が出来ずに悔し泣きしたりして
そこから変わるために頑張る!とか勇気を出して変わった!ってお話じゃなくて
勇気が出せずに悔しくて変われなかったけど、その時の本が偶然憧れの人に届いて、なんなら「元気もらいました」みたいな事になって、小さくても誰かの一助になれてちょっと報われて、また頑張ろうって思えるみたいな映画だったんですよ。
変われなくても無駄じゃないよ、っていう感じの。
応援してもらった気がして、めちゃくちゃ心が明るくなった映画でした。

(一応主人公は最終的にカフェで堂々とBL本を広げて写真撮影したり、僻んでいたクラスメイトのことを純粋に応援できるようになったりしてたのでちゃんと克服している、していってるとは思う、すごい)

変わろうとしても結果が出るまでは結局変われてない、ダメだ〜って自己嫌悪発動したりするし
今回描いてる曲のテーマも「歩き続けること、変わりたい」みたいな事がテーマだったのでかなりタイムリーヒットな映画だった、本当にすごい。

長々自分語り多めで語ってきましたけど
芦田愛菜さん宮本信子さんの演技もめちゃくちゃ良くてほんわかした雰囲気と2人の優しさをめちゃくちゃ感じる作品でした。
漫画原作の映画ですけど、僕が1番くらいに好きな脚本家の岡田惠和さんが脚本書かれててクレジットで見つけた時はさらに運命感じました笑

僕はこういう登場人物全員優しくて、その中で自分の未熟な部分と向き合っていくみたいな作品が大好きです。


この映画に会えた事が運命だったという事にしたいので
作曲がんばろ


あしたのC

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