死神 第二章 僕が死神になった日
僕は目を覚ました。
真っ暗な天井と鉄と何かが腐ったような匂いがした。
それは決していい香りではない。
しかし、不思議だ。
「何故僕は生きているのだろうか。確かに僕は自分の胸を包丁で刺したはずだ」
そう思いながら、僕は状態を起こした。
いつもより体が軽く感じる。
僕は不思議に思いながら後ろを振り返った。
僕は驚いた。
もう一人の僕が死んでいたからだ。
この状況を見て混乱する奴なんかいない。
「どういうことだ」
僕は呆然と立ち尽くしていた。
「おっ!ようやく起きたぁ?おっは〜。」