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【Kindleセール】本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』凪良ゆう作品が50%ポイント還元


図書館での予約、人気作の場合はいつ自分の順番が来るか全くわからないなって経験ありませんか?
先週図書館からメールが来て、何が届いたんだろうと確認したところ、もはやいつ予約したのか覚えていない本が届いていました。

その本とは、凪良ゆうさんの人気作のであり、本屋大賞受賞作の『汝、星のごとく』でした。


そういえば予約してたっけ。
そう思いながら受け取って、届いたからには早速読んでみようと手を出したのが日曜日。
続きが気になって気になって、読み終わったのが月曜の午前中でした。

ーあらすじー
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

まず読みはじめの一文目からグッと心を惹きつけられました。

月に一度、わたしの夫は恋人に会いに行く。

え、どういうこと?
自分の旦那さんが、自分以外の恋人に会いに行くの?
なんで?

最初の一文から謎かけのような始まりで先が気になります。
読み進めることでもちろんどういうことか分かるようになっています。

とてもキャッチーで、物悲しいような文章からはじまるわけです。
もうこの一文でうまいなーと思ってしまいました。

最近私もショートショートではありますが、小説を書いてみました。
その経験からか、凪良ゆうさんの凄さが本を読み進めるほどに実感します。

作中、漫画原作を執筆する櫂(かい)くんが、自分は身を切り売りする方法でしか物語りを書けないタイプだと言っています。
だから幼少期のネグレクトのような記憶を抉られるように物語りを書いているんだなと読み手に伝わります。

これを読んで、凪良ゆうさんはどちらのタイプの作家さんなんだろうと思いました。
自分から切り離して作品を書けるのか、自分の記憶などから物語りを書くのか。
もし後者のタイプだったらと戦慄しました。

この『汝、星のごとく』、主人公たちは本当にたくさんの傷を負いながら歳を重ねる物語りです。
近しい人の死を体験するシーンも出てきます。
本当に悲しい別れもたくさんあります。
これらの描写、もしかして身を切り売りして書いてるの?と。

もしそうだとしたら作家ってすごすぎる。
櫂(かい)くんも作中に、しんどすぎて手を抜きたくなる描写があると語っています。
でもこの『汝、星のごとく』はそういう辛い思いを全てしっかり書き切っていると思います。
これは執筆も本当に辛いのでは。

物語りとして本当に魅力のある作品だと思いつつ、凪良ゆうさんという作家のすごさに圧倒された一冊でした。

ちなみに私、こんなに泣けるプロポーズは他で見たことがありません。
救いでありつつ、物悲しい。
どんなプロポーズなのか、気になる方は是非この本を読んでみてほしいと思います。

今回紹介した『汝、星のごとく』は9/25までAmazonにて50%ポイント還元セールを実施しています。
そしてさらに、『汝、星のごとく』の続編にあたる『星を編む』も同様にセール中です。

むむぅ
先日紹介したレーエンデ国物語もセールをしているしどんな順番で読めばいいんでしょう。
全部この機会に購入して、あとでじっくり読んでいくのが最適なのか?
悩ましい。

ちなみにちなみに、凪良ゆうさんの大人気BL『美しい彼』の最新作は10/25に発売されるようです。

今回『汝、星のごとく』を読んで思ったけど、やっぱり私、小説を読みはじめると生活そっちのけで本を読んじゃうんですよ。
こんなに読みたい小説がセールしてたり新刊が出たりしたら生活が破綻する!
真剣に困るのよー😱

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