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【読了】自分とか、ないから。
とあるYouTubeでこの本を取り上げていて、面白そうかもと思いました。
でも、東洋哲学に特別興味ないしな…ってスルーしていました。
それが先日、珍しく本屋さんで立ち読みをする余裕が。
その立ち読みに選んだのがこの本でした。
え、こんなに読みやすい本だったの?
まず思った感想がこれ。
めっちゃ字少ないやん。
文章も読みやすいし、ブッダはホームレスとか言われてるし…。
おもしろ!わかりやすっ!
そして手元にお迎えし、1日で読み切ってしまいました。
東洋哲学といういうのはイコール仏教ととらえていいのでしょうか?
とりあえずブッダに始まり、親鸞や密教の話なんかが載っていました。
個人的に1番笑ったのは、龍樹(この本ではじめて知りました)が2ちゃんねるのひろゆきさんに似ているくだり。
取り敢えずひろゆきさん出しときゃ面白いっていうのはあるけど、なんか笑っちゃいました。
他にも随所で吹き出して笑いましたね。
あんまり最近、本を読んで笑う経験がなかったので新鮮でした。
取り敢えずゆるーい本だったので、私もゆるーい感想を書いていきます。
この記事を読んでくれている方にはごめんなさい。
自己満足の備忘録でしかないことをここで謝っておきますね。
読み終わって、どんな感想を書こうかなと考えて、思いついたのはこんなこと、
誰が好きか。
本で解説されているのはブッダ、龍樹、老子、荘子、達磨、親鸞、空海。
この7人の中で友達になりたいのは親鸞かなと。
親鸞さん、悪人も欲望も、身をもって肯定してくれるハッピーな存在という印象を受けました。
やっぱり近くにいてほしいのはハッピーな人。
なんでも否定したり論破する人よりも、なんでも肯定してくれる人の方が気安いよね。
もともと悪人正機説って好きだったんですよね。
悪人ほど熱心にお祈りをするから極楽に行けると習った記憶があるんだけど、合ってるかな?
善人しか救われない、みんな善人になれ!って言われると頑張る気がなくなるわけで。
悪人ほど救われるって言われると、自分もなんか大丈夫そうだーと思えた記憶があります。
親鸞さんに魅力を感じつつ、自分がなりたいなと思ったのは達磨さん。
喋らず幸運が舞い込んでくるなんてサイコーやんと。
私、喋るの好きではないんですよね。
日頃喋らなさすぎて、たまに仕事で受付に立つと、その日は喉が枯れて声がカスカスになるくらい。
喋らずに済むなら、なるべく声を発さずに生きていたい。
そんな私には達磨さんの、言葉少なな受け答えで、なぜか幸運をゲットして、最終的には成功しているなんて夢物語な気がします。
いいなぁ達磨さん。
私もあやかりたいので、可愛いダルマの置物とか買おうかなと思ったり。
さてさて、こんなゆるーい感想を書いてしまうくらい、本の雰囲気もゆるーいものでした。
哲学というジャンルでここまでゆるく文章が書けるのは偉い!
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