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東北の旅一日目:仙台〜女川町

思うままに書き散らし、下書きなんてないし、読み返したりもしない。乱文拙文失礼。

昼前に仙台に到着。とりあえず「利久」で牛たんを食べ、荒浜小学校という震災遺構に直行。

牛たん焼きとカキフライ定食。これで当たったら最悪だった。

荒井駅でレンタサイクルを借りようとしたら、普段あまり使わないからか、ここ数日馬鹿みたいに使用していたカード類のセキュリティが発動して、レンタサイクルの決済が滞り一回休み。

なんとか借りられ、片道20分程かけて荒浜小学校へ。

今日の相棒UMI025ちゃん。充電50%から始まって焦った。

遺構自体は、以前に訪れた福島の請戸小学校と概ね似たような様子。

荒浜小学校外観。
一階教室。冠水。
一階廊下。
一階教室その2。
多分、どこの学校でも被災して機能しなくなったところは、こういう書き込みが時を超えてなされていく。

悲惨な後者の状態、津波の爪痕もさることながら、黒板の書き込みなど、生き残った人間たちの精神的な復興への志が、私には割合興味をそそられるものだった。災害ユートピア概念を思い出す。
取り扱えないものを、どう精神的に克服していくか。多くの精神活動において、人間は同じようなことを違う形でやっていると思う。

小学校近くの深沼海岸付近には、津波の中残った観音様と、慰霊碑が立っていた。

鳥居もある。
二才の子も、名が刻まれていた。

せっかくなので、津波が来た海も見た。

足が長く見えます。

この辺りは、当然震災の爪痕を後世に残すようなものが多い。
しかし、海を訪れているのは私のような目的意識を持った人間だけではない。

ここは海水浴場だし、カップルが海原を楽しんでいたし、釣り人もキャンパーもいた。ウェディングの撮影をしている婚約者ペアすらもいた。

「被災地」という狭まった視野を持っていることに、彼らを見て気がついた。そもそもここは、前提として人の住むところなわけで、いくら被災地だからと言って、それを押し付けるような振る舞いはしないでおこうとも思う。この考えは世間的に受け入れられるかわからないけれど、「被災地でもある」という態度をとるのが、バランスが良いと思う。


風呂場?
民家の痕。
別アングル。原野になりつつある。

とはいえ、もとは住宅街だったこの地が、ここまで一掃されているという事実は、消えることはない。ほとんどが流されてしまい、今では遷移が始まっているわけだ。
人間は生き場所を無理やり作るけれど、他の生き物はもっと野性にしぶとい力を持っている。海水に洗われたはずの地にも緑が生い茂ることが出来る。程度問題はあるだろうけれども。

「炭火焼き鳥おあんつぁん」。串も美味しかった。


食べ物メニュー。特にねぎまの焼き加減が最高だった。
飲み物メニュー。メガハイもあります。割合濃くて良い。

ここからはだいぶ割愛。時間がかかり暗くなってしまった松島をすごすご通過し、石巻で数十分時間を潰して女川町へ。
(私は、松島―石巻―女川を直進できると思っていたが、どうやら路線が違ったようで、実際は松島から高城町まで歩いた。)

本日の宿ホテルエルファロは、安価で良い設備。アメニティも揃っていて、自分で用意しなくては困るものはない。おすすめします。

翌朝女川駅に併設されている温泉に入る予定。

最低でもツインルームしかないと思われる。素泊まりひとり料金約7000円。
ホテルエルファロは小さいコテージ(コンテナハウス?)のようなものが集まった村のような施設。雰囲気〇 時間内出入り自由。

明日は大川小学校を見に行く。交通の便が非常に悪く、予定ではレンタサイクルを借りて往復44km……実現できるかは、不明。


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