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【酸熱トリートメント】そもそも酸熱トリートメントって何?特徴と向いてる髪質を解説 | 恵比寿・代官山・大人向け髪質改善

こんにちは。
恵比寿・代官山のヘアサロンで大人向け髪質改善トリートメントを提案しているフリーランスヘアデザイナー、ナカセコミユキです。
40代・50代から目指す自分史上最高の美しい髪をテーマに、サロンワークに向き合っています。
一緒にきれいな髪を目指しましょう!と、呪文のように唱え続けております。

酸熱トリートメントについて自分でいろいろ調べてみたけど、説明が複雑で分かりにくかったり、今までのサロントリートメントと比べてなぜそんなにも高額なのかがよく分からない‥そう感じている方も少なくないはずです。

この記事では、そもそも酸熱トリートメントはどのような特徴を持つトリートメントなのか、酸熱トリートメントに向いている髪質など、夏のダメージが目に見えて出てくるこの時期、酸熱トリートメントをしようかどうかと悩んでいる方の判断に役立つ情報をまとめてみました。


従来のトリートメントと比べると、酸熱トリートメントは少し複雑かもしれません。それは、酸熱トリートメントがインナーケアに特化しているためです。

また、トリートメントメニューとしては比較的高額なので、イメージだけで飛びつくことはおすすめしません。カラーの褪色が激しいことも覚えておきましょう。

かかりつけの美容師さんが見つかっていなかったり、行きつけのサロンで酸熱トリートメントを扱っていなかったりする場合は、カウンセリング重視のサロンを選ぶようにしてくださいね。

※こちらのお客様の髪質は細くて軟毛。
レブリン酸とゆるやかな還元剤を含む薬剤を使用。ツヤとやわらかさ+くせを緩める3つの効果をいいとこ取りできる薬剤もあるんです✨酸熱で髪のベースを整えたあと、活性ケラチン+酸+脂質を補給するトリートメントでなめらかな仕上がりを目指しました✨

1.酸熱トリートメントとは

ダメージによって壊れてしまった髪の内部を強酸で疑似的に再構築してあげるトリートメント
特有の焦げたようなにおいがしばらく髪に残ることや、トリートメント成分を定着させるために高温アイロンを使用するのが特徴。
料金の目安は15,000円前後とトリートメントの中ではひかくてき高額なメニュー。

2.酸熱トリートメントに向いている髪

酸熱トリートメントで効果が出る髪は、カラーの繰り返しなどでダメージが蓄積した髪、エイジング毛、細毛・軟毛(猫毛)です。
[自分が解消したい悩み+今の髪の状態+酸熱ケアの効果]
これらがうまくマッチしてはじめて期待した効果が実感できます。そのため、カウンセリングがとても重要。

3.酸熱トリートメントのタイプは2つ

酸熱トリートメントで使われている代表的な成分は、グリオキシル酸(ハリ)レブリン酸(ツヤ+やわらかさ)です。
同じ酸でもその種類によって仕上がりが変わってきますが、どのサロンでも酸熱メニューを複数用意しているわけではありません。
また、そのサロンがどの薬剤を入れているか?といった詳細な情報を得るのはなかなか難しいところです。

※こちらの動画のお客さまは硬くて太さもある髪質です。
レブリン酸とゆるやかな還元剤を含む薬剤を使用。ツヤとやわらかさ+くせを緩める3つの効果をいいとこ取りできる薬剤もあるんです✨

酸熱トリートメントで失敗しないために知っておきたいこと

酸熱トリートメントでツヤツヤな真っすぐストレートになれる?」といった過度な期待を持っているのは、お客さまだけではないようです。美容師さんの中にも「酸熱トリートメント=くせが伸びる」と思い込んているケースが少なからずあるみたいなんです。

酸熱トリートメントの仕上がり画像や映像は、とってもピカピカに輝く髪が魅力的ですよね。しかしあのキラキラに輝くストレートヘアは高温アイロンのスタイリングによるものだということを知っておかなければなりません。

成分を髪の内部へ浸透させたあと、しっかり定着させて留めるために、高熱アイロンの工程が必要なんです。高温アイロンで脱水させることにより、髪内部が疑似的な成分で再構築され、髪がハリを取り戻すといった仕組みで髪をケアするのが酸熱効果。ちょっと複雑ですよね。

だからこそ、酸熱トリートメントは単なるトリートメントとは少し違うということがうっすら分かってくるかと思います。

なお、酸熱トリートメントはどのような髪でも効果が出るわけではありません。アルカリに傾いていない健康な弱酸性の髪に、酸熱トリートメントをするとバサバサになってしまうこともあるんです。

酸熱トリートメントの薬剤には、縮毛矯正のようにもともとのくせ毛を伸ばす成分は含まれていません。

ここから先は少し複雑な説明になりますので、よく分からない部分は読み飛ばしていってください。

縮毛矯正やパーマでなぜ髪の形状が変わるのかというと、それは還元剤という成分を使って髪内部の構造を一度切り離し、こうなってほしいという形状で酸化(固定)してあげる必要があるんです。この反応を髪内部で起こさなければ、生まれつきのくせ毛はストレートにできません。

先ほど、さらっと“高温アイロンで脱水させる”と書きましたが、これ、想像してみるとけっこうこわいことなんですよね。髪の状態を見極めて耐えられる温度で必要なだけ熱を置いてあげる。(矯正も同じ)

こうやって髪の状態を慎重に見極めて適切な方法で施術していかないと、のちのダメージへとつながり「酸熱トリートメントで傷んだ!せっかくここまでロングにしてきたのに!涙」となってしまうのです。特に毛先ですね。

もう一度言います。酸熱トリートメントでくせ毛は伸ばせません。改善が期待できるのは、エイジングやダメージの蓄積によるうねりです。

さらに詳しい情報はまた後日書きますね。美髪づくりが気になっている方は、ぜひチェックしてみてください!

最後までお読みくださりありがとうございました。



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