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子どもが欲しかった気持ちの行く末は


このニュースを見て、超久しぶりに夫と子どもについて話をしました。

我が家は夫婦+犬暮らし。子どもはいません。

わたしは30代半ば〜40歳にかけて、ずっと子どもが欲しかったので不妊治療もしたし、養子とか里親も考えたけど代理母の選択肢は無かったなーと。

この記事の山口さんの「どうしても子どもが欲しい」という気持ちは手にとるようにわかるつもり。
高齢なのに子を持つことは親のエゴでは?的な意見もわかるけど、子ども欲しい気持ちというのはある種、理屈ではない気がするんです。

わたしもその気持ちの渦中にいるときは、子連れの家族や妊娠・出産していく友達を見て泣いたり、家に閉じこもったりしたことも数えきれないくらいあったんですよ。

子がいないからこそ出来ることを楽しめばよいじゃない?と声をかけてもらっても、あんたにわたしの気持ちの何がわかるんじゃい!と思ってた時期もありました。

元来、飽きっぽい性格で同じことで悩み続けることが苦手なわたしなので、5-6年悩み抜いた結果、(わたしにとっては5-6年悩み続けるのは過去最高の長期戦)何がきっかけかはわからないけど、今は憑き物が取れたように子ども欲しい気持ちは無くなりました。

あんなに欲しかったし、欲しいものがあったら何が何でも手に入れるほうに全力で突き進むわたしなのに、なぜ代理母の選択肢は考えもしなかったのか。

夫にも聞いてみると、「まず俺は子どもが絶対に欲しいという気持ちがもともと無い。いたらいたで良い経験だろうけど、子どものために結婚したわけでもないから。あやちゃんがやらなかったら不妊治療に足を踏み入れることもなかったし、代理母とか考えもつかない。」と言っていました。

夫の話を聞きながら、代理母をはじめ、自分で出産する以外の養子とか里親とかの類の選択肢が日本ではまだ当たり前に存在してないから、身近に事例がないから考えないよな、と思いました。

代理母はとてもお金がかかるのもありますが、それ以外の部分や養子も里親も血の繋がり至上主義感のある日本の文化なのでしょうか。海外に比べると全然浸透していないですよね。

夫へ「もし世の中が、うちの子はひとりめ代理母で、ふたりめは養子!さんにんめは自分で産む!くらい、当たり前に全部の選択肢が存在してたら、代理母とか養子とかも考えたり、受け入れられたと思う?」と聞いてみたところ、

「それなら抵抗無かったかもな〜」

とのことでした。

きっとそんな世の中になったら、子ども増えるような気がする。
だから、山口さんのように声あげていくのは素敵だなと思った次第。

あと10年くらいの間に、もし自分で出産以外の子どもを持つ選択肢が広まって当たり前に選べる時代がきたら、わたしもいきなり子育てを始めるかもしれないですよね。
途中からになるけど、いきなり中高生とか育てて、くそババアとか言われて本気のケンカとかしてみたいです(笑)

そんな話をしてたら、夫がボソッと

「うちら色々治療したけど結局決定的に子どもできない理由もわかんなかったし、両家・両親とも多産系なのに子どもが出来なかったのって、俺らの前世だと思うの。
前世でめちゃめちゃ子だくさんでもう嫌だ!て思ったか、すごい浮気性とか悪いことしたから今世では子なしで自分に付き合えってことだったんじゃないかな」

と急に!!スピリチュアル(笑)

でも、嫌いじゃない(笑)
こういう視点を持ってる夫でありがたいなーと思うことも多いので、今世では出来る限り彼に感謝して悪いことしないで生きていこうと思います。

山口さんは全力応援!!


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