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【思考ログ】後回しの美学

『今すぐやる』のは善いコト。

『後回し』は悪いコト。


こんな概念を持っている方、多いのではないでしょうか?


僕も長い間そう思っていましたし、
安易にモノゴトを後回しにしてしまう自分に嫌悪感すら抱いていました。


しかし、
ちょっとだけ『後回し』への視点を変えることで、


『後回し』は1つのスキルだと感じられるようになったのです。


これが案外、日々のストレスを軽減し身軽な気持ちで生きていくのに、役立っているので、ちょっと書いてみようと思います。


* 


結論から言うと、


『後回し』という行為はやめません。


個人差はあれど、人間が同時にこなせるモノゴトの量には限界があるため


モノゴトを『後回し』にしない、なんてことは不可能だからです。


ではどうするかというと


後悔を伴う『後回し』さえしなければいいのです。



後悔を伴う『後回し』から脱出する方法。

そのキーワードはたった2つだけです。


①正体を突き止めろ!

②30分アクション!


では、具体的にイメージしてみましょう。



『後回し』はこんな時に…

まず、みなさんがモノゴトを『後回し』にしてしまいがちな状況を思い浮かべてみて下さい。

・忙しく働いている時。
・趣味に没頭している時。
・寛いでいる時。

そんな時に、

『自分以外の誰かの判断』によって、
『しなければいけないコト』が提示されると、

・今それどころじゃないよ
・面倒くさいなぁ
・なんで今なの?

という不快な気持ちが湧き上がってきます。

そして、

『いま忙しいから、あとでやればいいや!』

といった具合で、
不快な気持ちから『後回し』を選んでしまっていることが多いのではないでしょうか?

そう、モノゴトの内容では無く、感情で『後回し』を決めてしまっているのです。

それゆえ、後々になってから、

・先にやっておけばよかった…
・なんで後回しにしちゃったんだろう…

という後悔を感じてしまうわけです。


では、この状況をどうやって変えていくか?


ここで『正体を突き止めろ!』の登場です。


①正体を突き止めろ!

後回しにしがちなモノゴトは、

『〜しなければいけない』という義務感を伴って現れます。


そこで、まず考えてみて下さい。

『これは、本当に、自分がしなければいけないコトなのか?』


これを考えることが

①正体を突き止める、の答えです。


ぜひ一度、外部から要求される『〜しなければいけない』の内容を冷静に分析してみて下さい。


『別に他の人でもいいんだけど、アナタならやってくれるよね?』
という真意が隠されていませんか?


正直、そんな頼まれごとはやりたくないですよね。


要求されたコトを突き返すのは勇気がいるので、
すぐには出来ないかもしれませんが、

まずは

『これは、本当に、自分がしなければいけないコトなのか?』

と自分に問いかけてみて下さい。


これを習慣化すると、モノゴトを冷静に捉えることができるようになり、

『これは◯◯さんの資料に関する案件なので、◯◯さんに依頼してもらえないでしょうか?』

『これは◇◇さんにも協力してもらわないといけない内容なので、この部分は◇◇さんに依頼してもらえないでしょうか?』

といった反応が、徐々に出来るようになると思います。


そして、このフィルターを通したうえで、自分がやるべきこととして手元に残ったモノゴトを、次のフィルターにかけます。


さぁいよいよ『30分アクション』の出番です。


②30分アクション

次のステップとして

・現在進行形でやっているコト
・すでにストックしていたやるべきコト
・新たなやるべきコト

これらタスクの優先順位を決める必要があります。


そこで、

新たなやるべきコトは30分で終わるか?

を1つの判断基準にします。

まずは各タスクの

・緊急性
・〆切
・作業に必要な時間

を頭の中にハッキリとイメージさせます。


当然、
・緊急性が高い
・〆切が近い

この2つは迷いなく作業を始めると思います。


では、
・緊急性は無いし、〆切にも余裕があるタスク
だったら?

こういうタスクは『後回し』にしてしまいがちですよね。

こういう時こそ

『30分アクション』

の出番です。


たとえ、緊急性が無くても、〆切に余裕があっても、

『30分で終わるコトなら、すぐに終わらせてしまう』のです。


これを実践していくと、

今まで手元にどんどん溜まっていた『後回し』タスクが激減します。

後々になって『後回し』タスクに追い回されることも無くなり
スケジュール全体がスムーズに進むようになります。


逆に、

30分アクションでは終わらないタスクであれば、『後回し』にする、という選択になります。


ここで最終的に『後回し』にしたものというのは、
質や量が求められるタスクでしょうから、
ある程度の時間をかけるつもりでストックすれば良いのです。

こうして残ったモノは、『後回し』にした事を後悔せず、じっくり取り組めると思います。

また、これらのフィルターをかけることで『後回し』が自分にとってやるべきタスクを整理する1つのスキルに感じられると思います。


ということで、まとめると、

『後回し』は感情ではなく内容で決める。

①『正体を突き止めろ!』

②『30分アクション!』


ぜひ一度試してみて下さい。

※わかりにくい部分は後で加筆訂正するかもしれません。





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