さみしい 二
とめどなく、溢れてくる。
なんでもない気持ちがあふれてくる。
何があるのかないのか。
そんなものあるのかないのか。
そんなこと知らないけど、落ち着かない、
なんなの。
イライラすらしない。
ムカムカすらしない。
なんなの。
いつもの暇なのに。
ほんと嫌になりそう。
ただうずくまっていたい。
冷え切った心を温めるために。
ぬくもりが届かない。
こんなにも求めてるのに。
なんでこんな遠くにあるんだろう。
気のせいなのに。
止めてほしいとも思わない。
ほんと嫌になる。
なのに、なんでそれを求めてるんだろ。
やんでこんなに嫌なのに、そうなりたいんだろう。
寂しさに埋もれていたい。
そうやって、吹きこぼれるたびに、寂しさが癒えていく。
いつのまにか、波は落ち着いていて、眠気がくる。
眠くない。
寝たくない。
でも、まどろんでいたい。
たそがれていたい。
でも、さみしい。
つまんない。
どうしてつまんないんだろ。
こんなにも、目一杯、力一杯、できる限りのことをしてきたのに。
どうして。
すぐにききたくなる。
どうしてなの。
どうして。
口癖みたいに、心の中からこぼれてくる。
なんでもない。
なんでもない。
ほんとになんでもない。
何を見過ごしてたんだろ。
こんなにも、豊かになってきたのに。
どうして。
そんな日もあるよ。
頑張ったんなら、休まなきゃ。
せっかくの週末が台無しになっちゃうよ。
好きなもの食べて、好きなドラマ見て、すきな音楽きいて、ゆっくりする時間も大事だよ。
どうして。
どうして、自分には言ってあげられないんだろう。
ずっと一緒にいるかけがえのない私。
いつだってそばにいてくれてるのに。
どうして。
気づけてよかったね。
自分に気づいてあげることが、自分を大切にすることなのかもね。