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大切にされてるなんて嘘という嘘

私って、なんで欲張りなんだろ。

私なんかを大切にしてくれる人なんかいないって思ってた。

そんなの嘘じゃん。

いつも笑っていてはくれなかった。疲れた顔で
めんどくさそうな顔ばっかされた。
私の話を聞いてくれなかった。
私が一番苦しい時にそばにいてくれなかった。
私の病気を見て見ぬふりした。

けれど、ご飯を用意してくれたりしてくれなかったりした。
けれど、家に寝るところはあった。
けれど、家にいた。


寂し過ぎて、何もしてくれてなかったと思ってた。
本気でそう思ってた。
はっきり言って、事実を見ても、大切にされないことが多かった。
でも、大切にする気持ちとそれをしてくれる時はあった。




僕が、このままトレーニングを続けるのか決めきれなくて、やるのかやらないのか。
怒ってくれた。


寂し過ぎて、それが大切にされている証拠だなんて気づかなかった。


ほんとに、しんどくて、どうしようもない時。電話をくれた。
話を聞いてくれた。
落ち着いた声で。優しく労るような声で。


ずっとそばにいてはくれなかった。

寂し過ぎて、それが大切にされている証拠だなんて気づかなかった。


ありがとう。


こころから思えた。




  



そんな気持ちになれるのが、数ヶ月に一回。

本気で、ここにある素晴らしいことに気づいて、日頃から感謝できたならなら、世界はきっと輝いているんだろうな。


無理してやらなくていい。


やりたくなったら、すればいい。


でも、できたら、毎日寝る前に、心からの感謝を声に出して眠りたいな。


やった方がいいって気持ちがあるなら、やらなくていい。


心が、そう動いた時に、やったらいいから。

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