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小人は一生悩み続ける

今、週3日の仕事で生活が成り立っていることに毎日感謝している。だけど、こんな日々が続いてくれるだろうかと逆に怖くなって、不安に駆られる。

今週の土日はそんなことを考えて、随分取り越し苦労をした。

そのことに関して内側にアドバイスを求めると「自分を卑下して無駄にエネルギーを撒き散らしている。もっと満足して基盤を修繕して再び人生を始めなさい」とのこと。

喜んで受け取っていいのだろうが、なんとも慣れない心地がする…。

先日読んだ、孔子と子路のやりとりを思い出す。こんな時「君子は心の動きを楽しむ」のだそうだ。

子路が孔子に尋ねた。
「君子も普通の人と同じように悩むことがあるのでしょうか。」

孔子は言った。
「ない。君子はまだ求めるものが得られなければ、それを得ようとする積極的な心の動きを楽しみ、それを得てしまったなら、それを励むことを楽しむのだ。

このようなわけで一生楽しみ、悩んでいる日など一日としてありはしない。

だが、小人はそうはいかない。求めるものが得られなければ、その得られないことを思い悩み、一旦得てしまうと、今度は更にそれを失ってしまうことを恐れるようになる。こういうわけで一生悩み続けて、楽しんでいる日など一日もありはしない。」

『孔子家語』在厄第二十


孔子は元気いっぱいの人だなと感心する…。消極的な態度では人生を「真に生きる」ことはできないのだ。

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