生きているだけでみんなアイドル
こんばんは、negativeです。
最近、流行っているアニメと言えば『推しの子』ですよね。
私は少し遅れて観たのですが、1巻分の漫画を90分でぎゅっとまとめて出された時の重量感や作画といい、とても素晴らしいアニメでした。
観てない方はぜひ観てみてください。
とても面白い展開のアニメで、作画もとても綺麗で満足度の高い完成度でした。映画館で観たかったなという個人的な感想でした。
私は次が気になり全部読んでしまったものです。
熱が入ると語ってしまう勢いなのでここまでにして、それを見てふと思ったんです。
生きるってアイドルみたいなものだよなぁ。
私たちの人生にはTPOに合わせて臨機応変に対処しないといけないことって結構多いと思うんですよね。
純粋に生きられるのは本当に幼い頃だけであって、社会の闇に触れたら偽るという武器を手に入れる。
1番わかりやすいのは、面接をする時だと思うんですよ。
面接をする時は、自分がいかに価値のある人間なのか、その組織に入って何ができるのか、自分の過去を照らし合わせながら、ニーズに応えるためにも時々大きく見せないといけないこともあると思うんです。
あとは、人間関係を円滑にするためにも、少し苦手な人や嫌いな人たちにも嫌な気持ちを隠して接したり、時には思ってもいないことを言って褒めたり讃えたりよいしょすることでメリットがあったり、面白くないことを聞かないといけない時は思ってもいないのに共感したり、生きる上で必要なスキルがあると思います。
そういう人生を過ごしてきてふと思ったんです。
本当の自分を出せるところや人ってないのではないか?
親しい人や家族には本当の自分を出せるよって言う人もいるかもしれません。
でもよく考えてみてください。
それは100%本当の自分なのか?
もちろんそんな間柄とはいえ、言えることとそうでないことは多少あると思います。
だから結論から言えば100%の自分を出せる時はないに等しいと考えています。
もう思うと、偽りだらけの世の中だなと思いました。
人に応えるためには多少なり偽らないと生きていけない。
いや、偽ることの方が多いと思います。
その中で本来の自分を出していかないとストレスでやっていけません。
適度なバランスが必要とされていると思うのですが、それも臨機応変に調節しないといけません。
生きるのって難しいですね。
そんな多少なりとも偽って生きていけない社会で、アイドルという職業はもっと偽って生きなければいけない。
本来の自分とアイドルである自分は本当に別人で、おバカキャラで売っているあの有名人も実はキレる人かもしれない。
人を見た目で判断してはいけませんね。
かと言って見極めるのが難しいのですが。
色々あれこれと言ってきましたが、思考を巡らせるうちに、生きる上で偽るということは思っている以上に大切なのかもしれません。
その場しのぎの偽りならちょっと事実と異なることを言えばどうにかなります。
ですが、性格自体を偽ればそれはキャラを作っているということであり、それを突き通さなければいけなくなり、負担がかなり大きくなります。
世の中が矛盾で出来ているというのはそういうことなのかもしれません。
事実と虚構で作られている。そりゃあ矛盾が発生する。至ってシンプルな答えですね。
段々誰に対して何を言っているのかが分からなくなっているのですが、1つ言いたいことは生きるってアイドルなんだなってことなんです。
キャラを仕上げて土俵に立ち、ニーズに応えた虚像の姿がアイドルというお仕事であり、そこに給料が発生しているわけです。
でもそんなキャラを作るプロに生きることがアイドルみたいなんて言ったら本当に失礼になりそうですね。
この場をお借りして謝っておきます。
本当にふざけたことを言って申し訳ございません。
アイドルでない私たちは1部のみで演じることに許させている。
しかしアイドルである以上はその一生はそのキャラで生きてニーズに応えていかないといけないもの。そういうものなのかなと思うんです。
現に私のような演じることが苦手でバカ正直に生きてきた私は生きるのが下手だなと思いました。
バカ正直に生きたら負けなんです。
だって真面目に生きてきた人ほど損をしているのが事実でしょう?
ひどい世の中ですよね。
そりゃあ詐欺師が儲かる時代ですから。
だから私はもう少しアイドルにならないといけないんだなと反省しているんです。
真の自分をどんなによく言っても裏目にしか出ないなら偽るしかないなと思ったので。
もちろん本当の自分ではないので疲労するとは思いますが、反対に返せば傷つかずに済むと思うんですよ。
偽りの中で生きているならこちらも偽って生きる。それが真っ当だと思いました。
何だかひねくれたような回答しか出せていないのですが、この世の中がひねくれているから仕方がない。
生きているだけでみんなアイドル。
なんか変な締め方でごめんなさい。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
そんな貴方はいい人!
受け止める力があると思います!
めちゃくちゃ上から目線だし、訳の分からないこと言ってないで締めろや。
どうもありがとうございました〜!