ブランドデザイナーが「UX検定基礎」、「HCD基礎検定」をダブル受験してみました
ひげのあんどうひげあんです。長くデザインに関わってきました。
2024年3月開催の「HCD基礎検定」と「UX検定基礎」をW受験しました。
なぜ受験したか
自分のこれまでしてきたことの理解といまの時代に求められていることの確認です。
コンセプト設計とそれ伝え続けること、ブランディングに辿り着いたわけですが、昨今のデジタル、プロダクト業界での顧客視点の整頓が進んで、社会課題解消やデジタルプロダクトを躍進させる支援もしたいぼくにとってはHCDとUXを学んでスキルをさらに高めようという狙いでした。
そして結果は、無事W合格しました。
大人になっても単純に合格はうれしいです。
ブランドマネージャー
ぼくはブランドマネージャー資格を活かし、課題と目的、伝わるデザインをうまく進めるために
・自分たちのこと(売りたいモノのこと)
・お客様のこと(メリット、ベネフィット、いい感じのコト)
を考え意図をもってブランディング施策を行っています。
UX検定基礎
ふたつのうち先に3月2日(土)にUX検定基礎の試験がありました。
UXどんな勉強をしたか
テスト勉強というと過去問と思っていたのですが過去問が無い、出題範囲(シラバス)と推薦図書があるだけでした。
その専門書でほぼ網羅しているということですべてを読んでみるというものでした。専門書4冊は結構なページ量です。
(動画も販売されていましたがわたしは使いませんでした。UXや顧客視点をこれからという方は視聴してみるのもありかもしれません。)
UX出題範囲(シラバス)
検定サイトに掲載されています。(こちら)DFもあります結構細かいです。注意としてはデジタル領域が含まれているので開催ごとに更新される箇所ももあるかもということでした。
UX学習推奨図書
推薦図書は専門書4冊、そこそこハードです。
この2冊はすべて読み込みました。デジタルのビフォーとアフター(その先や結果、メリット、ベネフィット)という概念。そしてプロダクトやサービスをグロースするための概念を感じました。重要ワード、調べなけれ分からなかったワードは書籍に直接アンダーラインを引いたり付箋も付けて読み込みました。
こちらは、ひとと設計のこと、そのために施策の計画から、なにを実施していくかを学びました。入門基礎0巻だからこそ一番大切な「なぜなんのためにこれをするのか」「そうするとひとはどうなっていくのか」が学べました。テクニックというより概念バイブルになると思いました。
プロダクト視点のユーザーエクスペリエンスを高めるためのユーザービリティ、ユーザーテスト、アピローチや評価について。具体的なプロセスも学びました。ぼくはもうすこし上流設計が役立てそうなもののプロダクトまわりを知ることはマストなので読んでみて良かったです。
UX検定を受験してみて
これらの推薦本を1ヶ月半程度で自己学習しました。コミットデー、間が空いてしまう期間もありました。でも興味があるから受験するという自己学びなのでがんばり読み進められました。
ワードをスプレッドシートやFigjamにまとめることも試みたのですがぼくにはマッチせずでした。本へのアンダーラインと付箋(付箋にワードも書く)が合っていました。人間中心設計入門書籍は、興味が湧いて昔ながらのノートに書いてまとめることもしました。
現代の商品やプロダクトやサービスに欠かせないデジタル技術、デジタルプロダクトについて、プロダクトドリブン、データドリブン、マーケティングはまだ長い道のりの途上であること。その先にあるひとへのサービス提供とはどのようなことかを学ぶことができたと思いました(ブランドマネージャ視点私見)
そして間髪入れずに次の試験が迫りました(汗
HCD基礎検定
UX検定から2週間後の3月16日(土)に試験ということで、勉強はUX検定から引き続き少しずつ続けました。
まずは申込者用の事前学習システム上で提供されている動画コンテンツを視聴しました。さらにその動画で使用されていた資料PDFをテキストとして読み込み復習も行いました。基礎的概念なことでしたが、人間中心設計から人間中心デザインへの移行など大事なことでした。
そしてUX検定で使用した人間中心設計入門(HCDライブラリー0巻)を再度学習しました。
ちなみに僕の勉強はもりもりマーカーしてしまいます。学ぶものだから好きなうよう学べるように使うべしです。
HCD受験当日の注意)
勉強するための事前学習システムサイトと、受験本番サイトは異なったものです。
当日試験前に、サイトを開いて時間前より待機していたのですが数分前になっても変化もなく焦ってしまいました。学習サイトで待っていたのです、学習サイトはまるでテストもできそうなサイトです。しかし本番受験サイトは別です。受験本番サイトは時期がズレて別途にメールが来ていました。ご注意ください。
W受験してみて
同時期に似た検定が2つ。内容はかなり似ていました。ただし視点、ポジションとしては異なるのと思いました。
所感)
HCD基礎検定は、「人間、ひとの行動と気持ちとデザインのこと」を学ぶことができました。
ソーシャルデザイン、サービスデザイン領域に近いとも思いました。またはひとの行動や気持ちを考えてプロダクトを作ること。そのためにはアクセスビリティやユーザビリティももちろん必要です。前提となる企画や調査、評価、改善をしていくこと学べます。
UX検定基礎は、「デジタル技術とサービス、サービスの前後、デジタルツールとアナログとの関係」までを学ぶことができました。
なぜデジタル、テクノロジーがあるのか、いまの世界と日本のこと、今後どうしていくのが良さそうか学べました。単純なデザイン以上の流れを知ることができました。それらをうまく進めるためにUX、そしてHCDを行う必要があること。
ふたつは視点と始点がすこし異なるけれど、相互に関連しています。大きな目標は同じところを見据えているブランディングとマーケティングの視点の違いと似ていると思いました。
#デザインは設計
#デザインには目的がある
#かかわるみんないい感じ
関わる方にお教えしてきたぼくのコンセプトやデザイン基礎ワードです。けっこうイケてるのかもしれないと思いました
目的達成のためになにをなぜするのか体系だって理解することができました。これまでを確認できたこともあり、さらに新しく学べたこと、学びも深まりました。
事業自体を良くするというジュエネラル支援として両方のスキルを取り入れて、ブランドデザインの力もパワーアップしたと思います、ぼくにとってW受験は良かったです。
学んだことは活かすべき役立っていきたいです、がんばろう。
そして大人の学び、学び直しぜひ。