【薔薇のない花屋】出逢ってしまったんだ。【第8話】
こんにちは!
みなさまお元気でしょうか、
私は、本来なら昨年末までに書きあげようと思っていおりましたけれども、諸々の事情…といいますかつまり諸々のビ活…のために未だ30%ほどしか出来ていない自劇団の本公演(7月!)の台本作業をうっちゃって、
なにゆえか誰に頼まれたわけでもないし存在しなくても誰に迷惑をかけるわけでもない、このnote記事(やや古いドラマの、しかも局所的感想文。)を書いています、
え、現実逃避ってなんですか、それおいしいんですか、
そんなんじゃありませんよ、ただ、『薔薇のない花屋』があまりに良いドラマだから、
そしてまた、尾藤イサオ(世界で最もイカしたにんげん!)があまりにカッコよくてさらにカワイイから、
それを伝えるために万障を繰り合わせてパソコンに向かっているんじゃありませんか、
ええ、だから、つまり、
とりあえず元気です、ながおかです。
■(いやぁ、しかし)
本当に、本当に名作です、
『薔薇のない花屋』!
後半にさしかかってくると、もうどの回も、涙なくしては見られません!!
でもねでもね、そんな中で、状況としては一番せっぱ詰まっているはずの重病人、辰巳パパ(≒尾藤イサオ!)は、なんだかずっとのほほんとしているの。
もちろん、切なさだとか辛さだとか、ちょいちょい垣間見せはするんだけれど、それすらもコミコミで、何故か全体としてはのほほんと見せちゃう、
このとんでもない「ほのぼの力」は、辰巳パパのキャラクタゆえなのでしょうか、
それとも、演じる尾藤イサオ(♡)からにじみでる自前のふんわり感でありましょうか。
※ た ぶ ん 両 方 ! !
はぁあ、癒される…。
■そうなんです、
第8話は、前半からだいぶ泣かせに来てるし実際わたくしも泣いたのですが、
その涙は辰巳パパ(≒尾藤♡)にあまり関係がないので、ひとまずおいておくと……
……あ、そろそろお気づきかと思うのですが、
このマガジン上、尾藤イサオに絡まないとして〈おいて〉おかれている部分のほうが、『薔薇のない花屋』的には、圧倒的に本筋です。
なので、わたくしのこの
〈尾藤に関しては、ほぼぜんぶネタバレnote〉
をすみからすみまで読んでも、
名作ドラマ『薔薇のない花屋』全体としては、実はまだあんまりネタバレになっていない、という、マジカルなことが起こっています!
ていうか、主要登場人物なのにまだ一回も名前出してない人がけっこういます。3、4人います。ネタバレどころか、その状態でどんなドラマか分かれというほうが難しいくらいですよねー。
……おいておくとして、
8話の辰巳パパ(≒尾藤♡)登場シーンは2回!
どちらも病室なので、わたくしの大好きな、水色パジャマ&もふもふカーデスタイルでございます。ほんときゃわいい。きゃわいいなこりゃ。お見舞いに行きたいなこりゃ。
★1回目のもふもふは、
病室で美桜ちゃんと話しているベーシックな辰巳パパ。
近々脳腫瘍(レモン大。)の手術予定があるんだけど、外出届を出したら許可されちゃったー♡とご機嫌です。
…………。
や、そんなわけないだろう、と。
視聴者は思いますし、美桜ちゃんは言うわけです。
そんなわけないでしょう、と。
それに対する辰巳パパの返答の謎かわいさがまたまたたまらないのです。
だってお許し出たよ?…俺も、
※『 半 分 ジ ョ ー ク で 届 だ し た ん だ け ど 』
……どんな患者ですか。
どんな患者だったら、〈半分ジョーク〉で、大手術前の外出届を出すというんですか。
どんなきゃわ患者だったら。
…………ああ。
尾 藤 イ サ オ な き ゃ わ 患 者 か (納得)。
しかも、このきゃわ患者、
美桜ちゃんがこんなに驚き、
もう手術はムリって匙を投げられたのかも!的な心配をして院長のところへ駆け出してゆくにもかかわらず、
その美桜ちゃんの背中に向けて、ものっすごくのんきな声で、
「みおー?」
って呼びかけます、
この、
この声が…!
※ 好 き す ぎ て 。
何度もリプレイして聴いてしまいました。
その一言だけあんまり何回も再生するので、はたから見ている人がもしいたら、
※ ク ラ ブ D J か よ 。
ていうツッコミを入れざるを得ないきもちになることでしょう。
何のリミックスだよ、と。
あ。
※ 辰 巳 パ パ リ ミ ッ ク ス 。
いい。すごくいい。(語感が)
しかもこの「みおー」は、画面では病室を飛び出していく美桜ちゃんを映しているため、
このシーンの辰巳パパは、いつもの〈声からイン〉の逆バージョン、
※ 声 だ け 残 し 。
です。
うむ、こちらもよい。
たいへんに素敵な余韻です。
★そして、セカンドもふもふ、
ですが、
セカンド、もふもふ、ですが…
これが、あの、たいそう問題のシーンでして、
ていうかまあ、これまで尾藤に絡まない数々の重要エピソードを、〈さておき〉してきた結果、ここ(このマガジン…)においてだけ、勝手に問題のシーンになってしまったわけですが、
つまり、アレです!
いままでこのnote上でまっったく言及してこなかった超!重要人物と、
辰巳パパが出逢ってしまう…!
という、
極地的、や、極ながおか的、
〈おう、どうしよう〉
な展開を迎えてしまったわけです!
なので、今さらですが、ご紹介しましょう。
この第8話において、
やっと、美桜・院長以外で初めて辰巳パパと遭遇する主要登場人物とは…!
ダダダダダダダダ・ダン!(←ドラムロール)
お花屋さん(香取慎吾さん)の娘、
《雫ちゃん》です!
……もう一回書きます。
〈お花屋さんの娘〉、雫ちゃんです。
そう、このラブストーリーの、一方の主役であるお花屋さんには、娘さんがいたのです。
※ 隠 し 子 で は ご ざ い ま せ ん 。
最初からいたんです。
第1話からいたんです。
ていうか、むしろ、『薔薇のない花屋』のメインストーリーは、お花屋さんと雫ちゃんや、その周囲の人たちによる、家族愛の物語なんです。
なので、雫ちゃんは、実は影の主人公と言っても良い(また、子役さんが猛烈にカワイイし上手なのだ!!)ほど、毎回毎回大活躍だったのです、が、
そうです、ひとえに、これまで、
※ 尾 藤 イ サ オ と 絡 ま な か っ た か ら
わたくしながおか(辰巳パパ至上主義視聴者)としては、言及する機会がなかったわけです。
そして、そうです、
尾藤イサオ(♡)演じるところの辰巳パパは、初登場シーンからずーっと入院しているため、病院の外の人々と巡り合うことは物理的に不可能だったわけです。
なので、そうです、そうなんです、
※ ま だ ま だ 言 及 し て な い 人 い る よ 。
ということだけ、ついでにご了承いただいて(え?)、とりあえず先に進みましょう。
■(もひとつついでに)
ざっくり説明いたしますと、
この雫ちゃんは、いじわるだけどイケオジな院長先生(三浦友和さん)にとってはお孫さんにあたります。雫ちゃんのお母さんが、院長先生のお嬢さんなのですね。
で、美桜ちゃんを利用してお花屋さんからお金をまきあげた院長先生は、貯金もお店もなくなったお花屋さんに、〈孫を返しなさい〉と迫るわけです。
そのため、お花屋さんと雫ちゃんが別れわかれになるくだりが、この8話の前半の、涙なくしては見られない名作エピソードだったのです!
(いったんさておきしたのに結局書いてしまった)
…を、ふまえまして!
わー!わーわー!!
なんて素敵なんだ、『薔薇のない花屋』界における、
※ 二 大 癒 し キ ャ ラ ク タ ー 、
夢のそろい踏みです。
ででで、出逢ってしまったんです。
全11話完結のこのドラマの、第8話のさらに後半にして、初めて、二大天使キャラクターが、出逢って!しまったんですよぅ!!
この出逢い方がまた素敵でしてね、
上記ざっくりな事情から、とうちゃん(お花屋さん)と離れて暮らすことになった雫ちゃんは、おじいちゃん(院長先生)の職場である病院を訪れているらしいのですが、
ふと、開いている病室のドアから、花瓶に活けられているアイリスを目にとめます。
多くは語られないのですが、おそらく、お花屋さんであるとうちゃんのことが恋しいのでしょう、雫ちゃんは、アイリスに引き寄せられるように、その病室に近づいてゆきます。
そうなんです、
そのお花は、実際に、雫ちゃんのとうちゃんであるお花屋さん(香取慎吾さん)がくれた閉店前最後の(!)お花が、美桜ちゃん経由でここに活けられることになった、
※ 辰 巳 パ パ の ア イ リ ス
なんです!!
お花が二人を引き合わせるんですよう。
なんてうつくしいシーンなんだ。
■(と言いつつ、)
部屋の前にいる雫ちゃんに気づいたのはおそらく、辰巳パパがトイレから出てくるから(病室内という縛りがあるゆえか、トイレから出てくる、というシーンが多い。)なのですが、
そこに、さっきまではいなかった小さな女の子がいるのを見つけた辰巳パパ、
…さすがはモテパパ、躊躇なく話しかけます。
しかもね。
脳腫瘍の手術を控えたモテパパは、
真っ白いワンピース姿の雫ちゃんに、
〈おじさん、縁起がいいなぁ〉
って言うんです。
手術を控えてる今、天使(のように可愛い女の子)に会えるなんて縁起がいいな、って。
…いやもう、初対面の小学生くらいの女の子に、こんなん言います?
こんなお洒落な出会いがしらの挨拶あります?
子供相手でもいっさい手を抜かない、
※ モ テ パ パ の 真 骨 頂
を見た思いです。
そしてさらに、
〈それとも、ちょっと早いお迎えかい?〉
って、三の線に落として、小学生女子の笑いをとりにゆくと共に、これまで〈のほほん〉の辰巳パパを見てきた視聴者ごころをハッとさせることも忘れません!
やっぱり、どこかで死を意識してるんだなあ、辰巳パパ…って、微笑みつつしんみりする。
この、可笑しいような切ないような問いかけに、しっかり者の雫ちゃんが、
ちょっと〈しょうがないなあ〉っていう感じの笑顔を見せたところで、
第8話の超素敵シーンは終了です。
■
わー、仲良くなってほしい。
『薔薇のない花屋』における二大天使(※ながおかしらべ)、めっちゃ仲良くなってほしい。
大事な孫の親友を死なせるわけにはいかない!と、イケオジ院長がとうとう本気になるほど仲良くなってほしい(※そういう物語ではありません、念のため)!
手術前の辰巳パパのためにも、
とうちゃんと離れて寂しい雫ちゃんのためにも、
仲 良 く あ れ !
と祈りつつ、かつ、
〆切のない文章ってどうしてこんなに書くの楽しいんだろう、とも、思いつつ、
『薔薇のない花屋』第8話の(尾藤イサオ方面に偏った、しかし今回はだいぶん持ち直した)感想文を終わります。ビ!